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珍島旅客船沈没...293人行方不明の大災害

修学旅行の高校生など459人乗船/西海フェリー号の悪夢20年ぶりに再演 

  • 珍島旅客船沈没...293人行方不明の大災害
官民・軍・警察がヘリコプターや警備艇・民間漁船などを総動員して救助作業を行っているが、この日午後4時現在、海上警察集計でフェリー搭乗者のうち293人の生死が確認されていない。今回の事故で女性搭乗員のパク・ジヨンさん(22)と安山市のタンウォン高校2年生のチョン・チャウン君ら2人が死亡、164人が救助された。

しかし救助の現場では、行方不明者の多くが水面下に沈んだ船体内部に残っている可能性があるという生存者の証言が出ており、1993年に292人の死者を出した西海フェリー号沈没事故以来、最悪の大惨事となることが懸念される。

これにより、海上警察と海軍は生存者の確認と救助のために特殊部隊の海難救助隊(SSU)などを即時投入した。

この日の午前8時58分頃、全羅南道珍島郡の鳥島面屏風島の北20㎞の海上で、清海鎭海運所属の6825トン級旅客船セウォル号が浸水しているという知らせが入った。セウォル号は船の前部で「ドン」という衝撃音とともに左に傾き始め、2時間後には完全に沈没した。この船は去る15日午後9時頃、仁川旅客ターミナルを出港して済州に向かう途中だった。旅客船には3泊4日の日程で修学旅行の途に就いた京畿道安山のタンウォン高校の学生325人と教師15名、一般乗客や乗務員など総459人が乗って、車両150台も載せていた。

救助された乗客らは珍島のペンモク港に移送され、珍島室内体育館や珍島韓国病院・海南病院・木浦韓国病院などに分散して治療中だ。重傷者はやけどと裂傷の患者で、いくつか深刻な骨折を負ったことが分かった。

イ・ギョンオク安全行政部第2次官は、「人力350人を投入して、船体の引き揚げのためにクレーンも出発できるようにした」と語った。

安全行政部はカン・ビョンギュ長官を本部長に、汎政府次元の中央災難安全対策本部を稼動した。現場には姜長官、イ・ジュヨン海洋水産部長官、ナム・サンホ消防防災庁長が到着して対応状況を確認しているが、事故の行方不明者や死亡者の集計をめぐって混乱を招いたりもした。

政府はこの日午後2時の時点で368人が救助されたと明らかにした集計プロセスのエラーを確認して、訂正した。

先に清海鎮海運は、3週間前の先月28日にもペクリョン島行きの旅客船デモクラシー5号が付近の海上で漁船と衝突する事故があった。当時、人命被害はなかったが乗客141人が不安に陥った。
  • 毎日経済_珍島=パク・チンジュ記者/キム・ミョンファン記者/キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-16 17:30:19




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