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国内初の「化学的去勢」来年1月に執行


再犯の可能性が高い性犯罪者に対する「化学的去勢」が、来月、初めて施行される。法務部(法務省)は50代の男性A受刑者に対する性衝動薬物治療(化学的去勢)を来年1月に執行する計画だと30日、明らかにした。

50代の男性A受刑者は、サウナで女性の身体を触った疑い(準強制わいせつ)で懲役2年に性衝動薬物治療3年を宣告された。法院(裁判所)は、A受刑者が強制わいせつで1年6カ月間服役して出所した後、しばらくして再度犯行を犯したという点で、再犯のリスクが大きいと判断した。A受刑者は、出所2カ月前の来年1月から3年間、定期的に性衝動抑制薬が投与される。

2013年1月に最初の化学的去勢の判決が出てきた後、現在までに合計16人がこの刑を宣告された。執行は通常出所2カ月前から実施される。

憲法裁判所(所長パク・ハンチョル)は去る23日、化学的去勢関連条項を合憲決定した。ただし、裁判の際に考慮された再犯の可能性を執行する前に再度確認するという趣旨で、治療命令履行部分は憲法不合致と判断して、2017年の終わりまでに当事者の異議提起手続きを用意するように勧告した。

法務部の関係者は、「まだ法改正の前なので、現行法通り実施する予定」とし「憲法裁判所の決定趣旨を尊重し、提示された期限内に適切な方案を用意する方針だ」と述べた。
  • 毎日経済 ホン・ソンヨン記者 / プ・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-30 11:09:04




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