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故シン・ヘチョルの執刀医「肥満手術続けさせてほしい」…法院が棄却


歌手故シン・ヘチョルさんの胃縮小手術を執刀した医師が、肥満関連の手術・処置を中断するようにした保健福祉部の命令が不当だとし、法院(裁判所)に執行停止申請を行ったが退けられた。

ソウル行政法院(ソウル行政裁判所)行政13部(部長判事ユ・ジンヒョン)は15日、前スカイ病院長カン・セフン氏(46)が「肥満代謝手術を中断するようにした命令の執行を停止してほしい」と保健福祉部を相手に出した執行停止申請を棄却したと明らかにした。

裁判部は「保健福祉部の手術禁止処分によりカン氏が回復することが難しい損害を被るおそれがなく、処分の効力を停止する緊急の必要性があると認めることはできない」と説明した。

執行停止は、行政処分で重大な被害を被ることがある場合、その執行を先送りしてほしいという申請であり、処分を停止するべき至急な事由があるかを判断するだけで処分が正当なのかどうかは問わない。カン氏は現在、保健福祉部の処分を取り消しするように行政訴訟を起こした状態で、この訴訟では異なる結果が出る場合もある。

シン氏は過去2014年10月、カン氏に胃縮小手術を受けて高熱と激しい痛み、心膜気腫などの腹膜炎症状を見せ10日後に死亡した。当時、手術過程におけるカン氏の過失などが論議となったが、カン氏はそれ以来、新たに病院を開いて同じ手術を続けた。

カン氏はこの事件で裁判を受けていた昨年11月にも、オーストラリア国籍の患者に胃切除手術を行ったが、その患者が40日余りで死亡する事故が発生した。保健福祉部は、カン氏の病院で患者が死亡するなどの問題が続くと、先月7日、カン氏に肥満関連の手術・処置を無期限中止するよう命令した。
  • 毎日経済 プ・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-15 11:05:19




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