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コリアナウ > 事件事故 > 若い女性軍人にセクハラ行為の中佐…強制転役は正当
20歳若い部下の女性軍人に、常習的にセクハラ行為を行った陸軍中佐に対する転役命令は正当だという法院の判決が出た。
ソウル行政法院行政(ソウル行政裁判所行政)11部(部長判事ホ・ジェフン)は18日、部下の女性軍人A中尉を常習的にセクハラした疑いで転役命令処分を受けた陸軍中佐出身のイ氏(仮名)が、「処分を取り消してほしい」と国防部長官を相手に起こした訴訟で、原告敗訴の判決を下したと明らかにした。
裁判部は「イ氏の行為は、部署長が部署員に対して持つ関心と愛情の表示程度と見るには難しく、被害者が原告の行動にかなりの心的負担を感じてきた」とし、「部下にセクハラを行っておらず、懲戒が不当だという原告の主張は受け入れられない」と説明した。
イ氏は2013年12月からある歩兵師団の参謀として勤務し、所属部署の女性将校A氏にボーリングを教えてやるという口実で不必要に身体接触を行い、酒の席で足をなでたことが分かった。また、「足に品格がある」と言ったり、Aさんの姿をカメラで密かに撮影したりもした。イ氏は公休日や夜遅くに被害者に頻繁にメッセージを送って愛情表現を行い、「私はグレーロマンス(中年の愛)を夢見る」と、公休日に2人きりで観光地に遊びに行こうと3~4回提案したりもした。
これに対して該当の部隊は2014年12月、イ氏に階級降格処分を下し、陸軍本部はイ氏がこれ以上現役服務に適合していないと見て強制的に転役命令を下した。イ氏は自分がA氏の太ももを触った事実はなく、他の行為もセクハラではないとして訴訟を起こした。