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毒気含んだシム・ソキ...最後のコーナーで「逆転ドラマ」書いた

女子3000メートルリレー、8年ぶりに勝戦譜 

2014年ソチオリンピック、ショートトラック女子3000メートルリレー決勝戦が開かれた18日(韓国時間)、ロシアのソチ・アイスベルク・スケートパレス。

競技場には27周を回る3000メートルリレーの最後の周回を知らせる鐘が鳴り、韓国は中国に次いで2位でレースを繰り広げていた。4年前のバンクーバー五輪で、釈然としない失格判定のために、1位でゴールしながら中国に金を差し出した「悪夢」が再燃しているような瞬間、韓国最後の走者シム・ソキ(17才、セファ女子高)が速度を出し始めた。

先頭を走っていた中国の最終走者のリ・ジェンロウ(李堅柔、28才)がインコースをあまりにも硬く守り、追い越せる可能性は高く見えなかったが、シム・ソキは果敢にアウトコースに打って出始めた。最初のコーナーを回って直線走路に進入しつつ、リ・ジェンロウと並んで走り逆転を予感させたシム・ソキは、最後のコーナーで再びスピードアップ、リ・ジェンロウを完全に押さえた。

劇的な逆転に成功し、フィニッシュラインを最初に通過したシム・ソキは、両腕をパッと上にあげて流れる涙を隠せなかった。一緒に出場したキム・アラン(19才、全州第一高)、パク・スンヒ(22才、ファソン市役所)、チョ・ヘリ(28才、コヤン市庁)もわんわん泣いて、喜びを満喫した。女子代表チームの金メダルが確定されるやいなや、スタンドから見守っていた「氷上の女帝」イ・サンファ(李相花・25才、ソウル市庁)は涙を流しながら太極娘子たちを祝った。

電光掲示板に写った時間は4分09秒498。韓国女子リレーは「ライバル」中国を抜いて、韓国に2つめの金メダルをもたらした。

この日の金メダルで、韓国代表チームは「ショートトラック・ノーゴールド」ストレスとともに、「アン・ヒョンス(安賢洙)シンドローム」への負担もある程度緩和された。

表彰台の一番高いところに立った韓国代表チームは、いつ泣いたのかというように明るい笑顔で、金メダルの喜びを満喫した。終盤、恐ろしいスパートで韓国に劇的な金メダルを抱かせたシム・ソキは、「ぞっとするような瞬間」とし、「みんないっしょに笑うことができて幸せ」と語った。今回の金メダルで、韓国は4年前のバンクーバー五輪で中国に金メダルを「強奪」された悔しさを、実力で完全にすすいだ。

当時、韓国はオリンピック新記録を達成し、最初にフィニッシュラインを通過したが、釈然としない判定のせいで失格になり、2位でゴールした中国に金メダルを奪われた。当時、代表チームでプレーしていたパク・スンヒとチョ・ヘリは冷たい氷の上で泣きじゃくったが、結果は変わらなかった。

この日シム・ソキとキム・アランが流した涙が、生涯初のオリンピックで金メダルを獲得した感激の涙とすれば、パク・スンヒとチョ・ヘリは、4年前にバンクーバーの屈辱をすすぐ涙だった。これに、中国が「韓国のレースを妨害した」という理由で失格にな、韓国は4年前に喫した屈辱を、そのまま中国に返すことに成功した。シム・ソキは1500メートル銀メダルの悔しさを払い落とすと同時に、500メートルで銅メダルを獲得したパク・スンヒの「復讐」にも成功した。

シム・ソキは劇的な終盤の逆転に「韓・中のエース対決」で、中国の1500メートルの金メダリストのチョウ・ヤン(23才)を圧倒した。最後に弾き出したリ・ジェンロウはパク・スンヒが500メートル決勝で転倒し、「漁夫の利」で金メダルを獲得した選手だ。

韓国女子ショートトラックは22日、女子1000メートルで金メダルに挑戦する。シム・ソキとキム・アランがこの種目の有力優勝候補だ。
  • 毎日経済_ソチ=チョ・ヒョソン記者/ソウル=チョン・ソクファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-18 22:11:29