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「洗濯機を破損の疑い」チョ・ソンジンLG電子社長が控訴審でも無罪


  • 「洗濯機を破損の疑い」チョ・ソンジンLG電子社長が控訴審でも無罪
欧州最大の家電博覧会の国際コンシューマ・エレクトロニクスショー(IFA)で、競合他社であるサムスン電子の製品を破損した疑い(財物損壊など)で起訴されたLG電子のチョ・ソンジン社長(ホームアプライアンス事業本部長 / 60 / 写真)が1審に続き、控訴審で無罪判決を受けた。

ソウル高等法院(高等裁判所)刑事8部(部長判事イ・グァンマン)は10日、チョ社長について「複数の証拠調査を見ると、無罪を宣告した1審の判断が正しい」と検事の控訴を棄却した。

チョ社長は2014年9月3日、独ベルリンの家電店2カ所でサムスン電子のクリスタルブルー洗濯機2台と乾燥機1台のドアを下に複数回押して、ドア連結部(ヒンジ)を故意に壊した疑いなどで昨年2月に在宅起訴された。

検察はLG電子が解明プレスリリースで「サムスン洗濯機は唯一ヒンジ部分が脆弱だ」と表現するなど、虚偽の事実も流布したと見て、チョ社長に業務妨害と名誉毀損の疑いも適用した。しかし、1審は「事件当時の状況が映ったCCTVの映像と店舗従業員の供述を総合してみる時、チョ社長が洗濯機を破損した事実は証明されなかった」とし、財物損壊の嫌疑に無罪を宣告した。また、LG電子のプレスリリースは事実の摘示ではなく意見表明だと判断し、業務妨害の疑いも無罪と見た。

一方、サムスンとLGは昨年3月末の洗濯機事件をはじめ、これまで双方が起こした法的紛争をすべて終了することで合意した。両社の合意でサムスン側が告訴を取り消し、処罰不願書を提出して名誉毀損嫌疑は公訴を棄却した。

検察は1審の判決を不服として控訴し、2審でもチョ社長に懲役10カ月を求刑したが受け入れられなかった。
  • 毎日経済 プ・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-06-10 11:33:59




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