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セウォル号、行方不明者12人

野球狂の少年、55日ぶりに家族のもとへ 

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去る4月のセウォル号惨事が勃発してから檀園高校のアン君(17)の両親は、珍島体育館の壁に「21番アン○○」と書かれたプロ野球ユニフォームをかけておき、息子をとめどもなく待った。そしてセウォル号惨事から55日が過ぎてやっと家族はアン君のユニフォームを大切に畳んでかばんに入れ、遺体安置所が用意された安山グンジャ葬儀場へと足を向けた。

汎政府事故対策本部は8日午後11時30分にセウォル号4階船首で収拾された男性の遺体のDNAを検査した結果、檀園高校2年7組の学生アン君であると確認されたと明らかにした。

アン君は野球がとても好きだった。とくに斗山ベアーズが好きで、話を聞いた球団側で行方不明になったアン君のためのレプリカを別途にプレゼントしたほどだった。このレプリカは珍島体育館の片隅にずっと掛けられたままアン君の両親をなだめだ。両親は日ごとにパンモク港に出て「息子よ、会いたい」を叫んだりもした。この日の午後、アン君の家族は珍島体育館の片隅にとどまっていた場所をひとつひとつ整理した。布団を畳んで紙袋4~5枚に荷物を入れると、周辺のボランティアらが助けた。家族にあるボランティアが「ご苦労さまでした」と挨拶をするなり、家族は「ありがとうございます。本当にありがとうございます」と答えた。
  • 毎日経済_ウォン・ヨファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-09 17:18:01




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