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中国のサード報復に韓国と米国が共同対応


高高度ミサイル防衛システム(THAAD/サード)の韓半島配備に反発した中国の報復措置などに対して、韓国と米国が共同対応を模索することにした。金寛鎮(キム・グァンヂン)青瓦台国家安保室長は15日(現地時間)、ホワイトハウスでハーバート・マクマスター国家安全保障補佐官と初めて会談し、このような内容の韓米共助を協議したと国家安全保障室側が明らかにした。

会合に同席した国家安保室の関係者によると、キム室長とマクマスター補佐官は北韓が核を放棄するように、中国をはじめとする国際社会とともに「実効的対北圧迫」を加えるところに協力することにした。

特に北韓の核とミサイル問題が両国の最優先安保懸案であるとの認識をともにして、北韓の核不用原則にしたがって、北韓の核阻止のための韓米共助をさらに緊密に固めることにした。

キム室長とマクマスター補佐官はまた、北韓のさらなる挑発がいつでもありうると見て、北韓の挑発に迅速に対応するために、外交・安保当局間の各種協議チャンネルをさらに活発に稼動することに意見を集めた。

会合に先立ち、ワシントンDC近くのダレス空港に到着したキム室長は、韓国の政治的混乱による安全保障の空白への懸念について、「安保と政治は大きな関係はない」とし「現在、安保担当の職位にある人々が責任を持って対応態勢を整えいくだろうと考えている」と述べた。また「サードは計画通り、手順どおりに進行中」だと明らかにした。

キム室長は去る1日、新しく赴任したマクマスター国家安全保障補佐官と初めて電話通話を行い、サードの支障のない配備をはじめとして、北韓の核とミサイル挑発に強力に対応することで意見を同じくした。

レックス・ティラーソン米国務長官は16日、「北韓の脅威が増加しているだけに、新しいアプローチが必要だ」と述べた。ティソン長官はこの日に東京で開かれた日米外相会談後の記者会見で、「米国が繰り広げてきた対北政策にもかかわらず、北韓の核・ミサイルの脅威はむしろ大きくなっている」とし、「過去20年間の対北政策は失敗した」と強調した。中国にも「北韓の非核化に役立つように対応するべきだ」と圧迫した。
  • 毎日経済_ワシントン=イ・ヂンミョン特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-16 20:28:41




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