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文在寅大統領「失業大乱を放置すると災害レベルの危機」


◆ 文大統領、補正予算を訴え ◆

  • 文在寅大統領「失業大乱を放置すると災害レベルの危機」
△写真=12日、文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は国会で丁世均(チョン・セギュン)国会議長の見守る中、追加補正予算案に関連施政演説をしている。ムン大統領は雇用創出のための国会の協力を求めた。 [キム・ホヨン記者]

文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は12日、国会施政演説を通じて11兆2000億ウォン規模の追加補正予算案の処理を促した。

ムン大統領はまた演説に先立ち国会議長と与野党の指導部に会って、閣僚候補者の人事聴聞報告書を急いで採択することを要請した。ムン大統領が国会を訪れたのは先月10日、国会で就任宣誓式を行った後の33日ぶりだ。

ムン大統領はこの日の演説で、「失業大乱をこのまま放置すると、国家災害レベルの経済危機として近づく恐れがある」とし、「補正予算を編成してでも雇用を改善し、所得格差がさらに大きくなることを防がなければならない」と述べた。

続いて、「雇用なき成長が続くことを防がなければならない」とし、「成長の結果雇用が生まれるのではなく、雇用を増やして成長をなす経済パラダイムへの大転換が必要だ」と強調した。

ムン大統領は特に「国民に必要なのは小さな政府ではなく、国民に必要な仕事をする政府」だとし、「政府の雇用対策などの努力が呼び水になって、民間部門の雇用創出が促進されることを期待する」と補正予算編成の背景を説明した。

ムン大統領は「政府は今回の補正で、約11万人の雇用が新たに生じるものと期待している」とし、「緊急処方だが、必ず行うべきことだ」と力説した。

しかしムン大統領のこの日の国会訪問は、与・野党が協力する契機として作用するかは未知数だ。野党3党が反対している康京和(カン・ギョンファ)外交部長官候補者はもちろん、金二洙(キム・イス)憲法裁判所長候補者、金尚祚(キム・サンヂョ)公正取引委員長の候補者など3人の聴聞報告書はこの日も採択されなかった。鄭宇澤(チョン・ウテク)自由韓国党代表権限代行兼院内代表は、「国会と野党を無視する一方通行式の国政運営は、今後の補正予算と政府組織法をはじめ、数多くの立法課題でさらに大きな問題を生むだろうことを警告する」と語った。
  • 毎日経済 シン・ホンチョル記者/カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-06-13 00:01:03




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