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コリアナウ > Korea Now > バリスタがコーヒーを淹れるコンビニ…イーマート24
コーヒー競争が激しくなる中で、バリスタが直接コーヒーを淹れてくれるコンビニが登場した。
イーマート24は30日、ソウル市の梨泰院ヘバンチョン(解放村)で業界初のバリスタがいるコンビニをオープンした。 62平方メートル(約19坪)規模の直営店であるイーマート24梨泰院ヘバンチョン店は、通常のコンビニ店舗とバリスタの資格を持った店員がプレミアム級のコーヒーを提供するスペースが共存する差別化店舗だ。
顧客が既存のコーヒーマシンを使用してコーヒーを購入するのではなく、バリスタが直接淹れてくれるシングルオリジンコーヒーを経験することができる。
これまでのコンビニのブレンドコーヒーとは異なり、イーマート24はソフトな感覚と花の香りで女性的なイルガチェッフェG2と、どっしりとしたボディ感でバランスのとれた甘さのケニアのAA豆を提供する。販売価格はアメリカーノが1500ウォン、カフェラテは2500ウォンで、ブランドのコーヒーショップより10~30%以上も安い。アイスコーヒーはアイスカップを500ウォンで別途購入する必要がある。オープンを記念して30日から6月15日まで、イーマート24ホームページやインスタグラムでクーポンをダウンロードして見せれば1000ウォンを割引く。ヘバンチョン店は24時間営業だが、バリスタの勤務時間は午前9時から午後5時までと定められた。先だってイーマート24は独自の内部監査を通じて従業員6人を選抜し、同社がバリスタの資格取得を支援した。
イーマート24は童話の中のクマを形象化して、「バリスタがあるコンビニエンスストア」のためのロゴも新たに製作した。別途にロゴまでを作ったのは、プレミアムコーヒーの差別化店舗を拡散させるためだ。
イーマート24の関係者は、「梨泰院ヘバンチョンという地域の象徴性と、20・30代の若い層や外国人居住率が高い商圏特性に着目し、バリスタのいるコンビニを導入して稼働させることになった」とし、「年末までにバリスタのいるコンビニ加盟店を50~60店に増やす予定だ」と明らかにした。
イーマート24がこのようにバリスタのいるコンビニをオープンさせる理由は、リーズナブルな価格でプレミアムコーヒーを楽しもうとする需要が増えているからだ。
コーヒー業界の推算によると、国内のコーヒー市場は2007年の9000億ウォン台から昨年は約8兆ウォンを記録するほど急成長している。コンビニ業界も1000ウォン台コーヒー豆を販売し、市場が大きくなっている。 イーマート24のコーヒーも毎年3倍以上に売上げが増加する傾向にある。
バリスタ関連の資格を取得した人口が10万人を超え、青年バリスタを中心に雇用創出にも寄与することができるものと見ている。