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BMW、火災で主要顧客層「動揺」…輸入車の二強構図、変わるか


  • BMW、火災で主要顧客層「動揺」…輸入車の二強構図、変わるか
  • 写真提供=全南消防署


■ 上半期年齢別の顧客分析

相次ぐ走行中の火災事故で、BMWコリアの主な顧客である20・30世代が揺れている。 7日、毎日経済新聞が今年の上半期のBMW年齢別顧客を分析した結果、法人顧客(1万1519人)をのぞいた純粋な個人顧客は2万3049人と集計された。

このうち最大の顧客層は20・30世代だ。今年、BMWの半分以上(51.6%)はこの顧客層が購入した。

依然として20・30世代の割合が高いが、火災事故が頻繁に発生した今年の上半期以降は「異常気流」が検出される。 BMWの最近3年間における20・30世代の平均割合は53%で、今年に入ってからは徐々に下がる気配だ。

通常、20・30世代は輸入車を初めて購入する入門者が多く、業界では中長期の顧客として分類される。長く売り上げに影響を与えることがある需要層というわけだ。

ある輸入車メーカーの役員は、「輸入車のお客様は車を買うときに、輸入車を再購入する割合が非常に高い」とし、「このために20・30世代の顧客層の厚い企業は、成長性とブランドに対する忠誠心の両方を確保できるというメリットがある」と述べた。

従前は国内輸入車市場で「20・30世代=BMW」と「40・60世代=メルセデス-ベンツ」という等式が強く維持された。実際に今年の個人顧客を分析してみると、ベンツは40・60世代の割合が60.2%と圧倒的に高く、BMWは20・30世代(51.6%)が最も高い。このために最近の火災事態でBMWに対する20・30世代の支持基盤が崩れると、今後の輸入車の版図にも変化は避けられないだろうという分析が出ている。

若い消費者の反応は冷ややかだ。2014年式の520dを購入したイ・ギョンウンさん(37・不動産賃貸業)は、「ベンツを買おうかと悩んだ末にBMWを買ったが、オーナーの立場からは背信感を消すことができない」とし、「次に車を購入する場合は、BMWは絶対に買わない」と声を高めた。

いったんBMWコリアは先月、国内販売第2位は固守した。 7日の韓国輸入自動車協会によるとBMWコリアは先月、韓国で3959台(シェア19.3%)を売って1位のベンツ(4715台・22.9%)に次いで輸入車「ビッグツー」のタイトルを守った。

業界関係者は、「輸入車の内需規模が年間20万台レベルに成長し、コンクリート支持層を確保したために、全体の輸入車販売が減少する余地は少ない」としながらも、「BMWの需要がメルセデスベンツやレクサス、キャデラックのような他の高級ブランドに分散される見込み」だと予想した。
  • 毎日経済_キム・ヂョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-08-07 18:25:17




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