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秒速43メートルの強風と400ミリの水爆弾…台風「ソルリク」


  • 秒速43メートルの強風と400ミリの水爆弾…台風「ソルリク」

超強力台風が二日間、韓半島を引き裂く。第19号台風「ソルリク(SOULIK)」は秒速43メートルの強風と400ミリの豪雨をともなって、23日から韓半島の中心部を貫通する。「ソルリク」は2010年に11人の人命被害と1600億ウォンを超える財産被害をこうむった台風「コンパス(KOMPASU)」よりも強力であることが予想されるだけに、政府は非常体制を稼動した。

西海(黄海)上に沿って北進中のソルリクは23日、韓半島に上陸する。

ソルリクは22日午後3時の時点で、済州島の西帰浦の南約240キロメートル付近の海上で、時速20キロメートルの速度で北西西に進んでおり、22日の夜から23日の朝のあいだは済州島の西海上に沿って北上し、23日の夜遅くに中部西海岸に上陸する。人口の半分が居住する首都圏は、台風が陸地に上陸する前の23日午前から本格的な影響圏に入る。台風は首都圏に24日昼まで影響を及ぼした後、午後遅くに江原道北部を通って東海(日本海)に抜けていく。

今回の台風は強度と予想移動経路などの類似点から、2010年の第7号台風「コンパス」と比較される。コンパスは2010年8月29日東シナ海で発生した後、西海に沿って北上した。そして9月2日に首都圏を経て韓半島を通過し、4人の死者を含めて11人の人命被害と1670億ウォンの財産被害を残した。

ソルリクが注目されるのは、コンパスと同様の規模の台風であることから、韓半島に及ぼす影響が大きいと見られるからだ。ソルリクは中心気圧950hPa、最大風速秒速43メートルの強力な中型級台風で、最大の中心気圧960hPaと最大風速秒速46メートルを記録したコンパスと同様の水準だ。しかし、コンパスが時速40キロメートルの非常に速い速度で、わずか4時間で韓半島をかけ抜けたことに対し、ソルリクはその半分の時速20~24キロメートルで、二日にかけて韓半島をゆっくりと移動するという。北太平洋高気圧の拡張で偏西風とぶつかり、速度が遅くなったからだ。気象庁のユン・ギハン事務官は、「コンパスよりも韓国に及ぼす影響が大きいと予想され、外出を最大限自制するなど、態勢を徹底的に備えなければならない」と呼びかけた。
  • 毎日経済_カン・ゲマン記者/イ・サンホン記者/リュ・ヨンウク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-08-22 18:13:51




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