韓、コロナ初の死亡者...全国防疫網が崩壊

慶北・清道テナム病院で63歳男性 


「コロナ19」によって国内初の死亡者が発生し、防疫当局に非常事態がかかった。 20日、慶北の「清道テナム病院」(写真)に入院していた60代の男性が肺炎で死亡したが、死亡後の検査でコロナ19陽性判定を受けた。 19~20日の二日間で国内のコロナ19確定者は70人以上も急増し、患者は107人に大幅に増えた。

先週までは国内のコロナ19の拡散傾向は収まるかのようだったが、どこで誰に感染したのか経路のあいまいな患者が続出し、地域社会での感染が急速に広がっている。患者数はすでにコロナ19発症地である中国に次いで世界で2番目に多く発生し(日本のクルーズ船感染を除く)、「コロナ汚染国」という汚名を着せられる危機にさらされた。

20日の中央防疫対策本部によると、慶北の清道テナム病院に入院していた63歳の男性Aさんが19日未明、肺炎の症状で死亡した。このように最初の死亡者が発生したうえに、この日の日中に新規感染者だけでも54人ほどに大幅に増え、韓国社会全体に大きな衝撃を与えた。

特にこれらの感染者のうち49人が大邱・慶北地域で発生した。これによって大邱市内の大型病院の緊急治療室が閉鎖されたり、中心的な商圏が空洞化する一方で、外部の人間までが大邱・慶北地域を避ける現象が現れて通常の都市機能が麻痺するようすを見せた。

去る18日に嶺南圏で最初の患者が発生したことに続き、20日に全北と済州、光州、浦項など全国的に確定者が発生し、地域感染の範囲が急速に広がっていることも不安を大きくしている。いまやコロナ19確定者の出ていない地域は江原と釜山・慶南ほどだ。

国内のコロナ19患者が100人を超え、韓国が汚染地域に指定されるという懸念も高まっている。汚染地域は検疫感染症が発生して流行しているところで、韓国は現在、中国全域と香港やマカオなどの3カ所を汚染地域に指定した。しかし国内の患者数が急増し、むしろ逆に韓国が汚染地域に指定されうるという診断だ。

汚染地域に指定されると検疫が強化される。このように状況が悪化しつつ、一部では全面的な中国人の入国管理をためらった政府の初期対応の失敗を指摘している。

政府はコロナ19の地域社会感染が初期段階に入ったと認めた。国防部は済州の海軍部隊で最初のコロナ19陽性反応者が発生したことにより、22日から全将兵の休暇と外出、外泊と面会を統制することにした。
  • 毎日経済_パク・マンウォン記者/ソ・ジヌ記者/大邱=ソ・デヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-21 01:38:38