コロナ、夏の再流行が深刻…首都圏発「n次感染」全国に

特定国に対し入国制限も 

  • 最近の確定者数の推移


気候が暑くなるとおさまるだろうと予想された「コロナ19」は、しかし時間が経つにつれて猛威を振るっている。首都圏から全国的に拡散する兆しを見せている。海外でも南米や西南アジアを中心に拡散しつつ、一日の確定者は15万人を超えた。猛暑のためにマスク着用などの防疫指針を遵守することはより難しくなり、韓国のコロナ19防疫がまた峠を迎えたという分析が相次いでいる。

まず首都圏の感染傾向が尋常ではない。防疫当局は確定者が一桁に下がるまで、高リスク施設に集合禁止命令などを下すなどの「強化された首都圏防疫措置」を取っているが、連日二桁で確定者が現れている。先週末の二日間に確定者は115人出てきた。

これに対して政府は既存の高リスク施設8ヶ所に、訪問販売業者、物流センター、大型学習塾、ビュッフェ形式の食堂を追加で指定する、さらに強化された防疫措置を出した。これらの4ヶ所は23日午後6時から出入りリストの管理・作成、マスクの着用など「強化された防疫規則」を遵守しなければならない。破った時には罰金300万ウォンが賦課されたり、集合禁止命令が下される。

集団感染が発生したソウル市道峰区の「誠心デイケアセンター」では、週末の間に確定者3人が追加で発生した。去る20日、誠心デイケアセンター関連の自己隔離者2人が陽性判定を受けたことに続き、この日も道峰区在住の13歳少年が追加された。ソウル市冠岳区の訪問販売業者「リッチウェイ」に関連する感染者も1人が追加されて、累積確定者は計194人にのぼることが分かった。この他にも、ソウル市九老区のマルチ販売チェーン「大自然コリア」関連の感染者と接触して自己隔離状態にあった2人が追加確定され、これまでに患者7人が発生した。ソウル市中区の市庁駅安全管理要員に関連する感染者も1人が追加されて患者7人が発生し、京畿道義王市の「ロッテ製菓物流」と関連しても接触者に分類されて隔離していた2人が追加確定判定を受け、現在までに17人が感染したことが分かった。

何よりも、首都圏の集団感染が全国的に広がる兆候が捕捉されている。京畿では10人が追加確定された。大邱・光州・世宗・忠南・慶南でそれぞれ1人ずつ追加された。全国17の市道のうち、首都圏を含めて半分以上の9ヶ所で確定者が出てきたわけだ。訪問業者発の集団感染が一気に広がる兆しを見せる大田市は、自主的に生活の中の距離維持に転換してから45日後の20日に「高強度生活の中の距離維持」に戻すことにした。

確定者の年齢分布が致命率の高い高齢者に集中しているという点も懸念される点だ。中央防疫対策本部によると、50歳以上の感染者が全体の確定者のうちの42%を占めている。

国内の状況もきびしいが、国外も容易ではない。去る19日のロイター通信によると、世界保健機関(WHO)はこの日一日だけでコロナ19の新規感染者は15万人発生したと発表した。一日の確定者数が15万人を超えたのは今回が初めてだ。感染の中心が先進国から中南米、西南アジアの新興国に移ったことで拡散速度が速くなった。ブラジルは19日(現地時間)の時点で確定者は100万人を突破した。米国に続き2番目の「コロナ19確定者100万人」国家だ。中央防疫対策本部によると、インドは39万5000人、イランは20万人、パキスタンは17万人の確定が出た。

ここ一週間の海外入国確定者は平均で14.8人発生しているが、ほとんどは中国のほかに中東やアジアから流入する確定者だ。禁漁期が終了して農繁期を迎え、外国人労働者に対する需要が増えた影響だ。防疫当局は先制措置として、最近確定者の多くが出てきたバングラデシュとパキスタンに対する新規ビザを最小限に抑えることを決めた。

夏になるとコロナ19の勢いが衰えるだろうという予想は徹底的に外れたわけだ。中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長も、「コロナ19が夏を迎えても弱体化していない」とし、「むしろ世界各国では感染が再流行している」と警告した。むしろ猛暑によって防疫上の注意が緩むのではないかという危機感が高まっている。暑い夏で医療スタッフの体力消耗が激しいうえに、マスク着用などに対する国民の不便さも増えているからだ。

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  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者/チェ・ヒョンジェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-21 23:12:55