WHO「レムデシビル」コロナ治療に効果認めず

副作用報告が11件 

「コロナ19」の治療薬として使われている、米国の製薬会社ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)製の抗ウイルス剤「Remdesivir(レムデシビル)」の副作用として報告された事例が11件確認された。こうしたなかで、レムデシビルはコロナ19患者に及ぼす効果がほとんどないという世界保健機関(WHO)の研究結果が出た。

16日、チョン・チュンスク共に民主党議員が食品医薬品安全処から提出を受けた「レムデシビル副作用報告の現況」によると、9月末時点で報告された副作用は計11件だった。より具体的には、肝機能の数値の上昇が3件で発疹が3件、心室周期のほか収縮やじんましんが各2件、そして嘔吐が1件だった。

レムデシビルは去る6月3日に特例輸入が承認されて7月から国内に供給され、7月24日に正式承認された。

ギリアド・サイエンシズ社は今月初めにコロナ19による入院患者1062人を対象に臨床試験を行った結果、レムデシビルが回復期間を5日に短縮したと明らかにする。しかし15日のロイター通信などの外信によると、WHOが多くの国の入院患者1万1266人を対象に行っている実験で、レムデシビルが患者の入院期間を減らしたり、または死亡率を下げていないことが確認された。

レムデシビルのほか、マラリア治療薬「ヒドロキシクロロキン」、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の治療薬である「ロピナビル/リトナビル」、抗ウイルス剤「インターフェロン」なども試験の対象だが、コロナ19入院患者の生存に大きく影響を与える治療剤はなかったわけだ。韓国内の場合は重症患者を対象にレムデシビルを使用した経験が制限的で、いまのところ発表された論文によると重症度の治療効果に対する評価は確実ではないと指摘した。

チョン・チュンスク議員は、「コロナ19の治療薬として使われているレムデシビルの安全性は完全に確保されたものではない」とし、「臨床試験が終わったわけではないので、投与患者と副作用の事例を綿密に追跡・検査しなければならない」と強調した。

疾病管理庁によると、コロナ19治療剤であるレムデシビルは国内で約600人の患者に投与された状態だ。
  • 毎日経済_チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-16 11:15:26