韓、コロナ防疫に緩みか…一日で200人超える

ショッピングモールもカフェも「喧騒」 


駐車場には車を置くスペースがなく、ベビーカーの貸し出しをしようとしても待たされる。店頭には多くの人が並んで入るし、コーヒーを一杯を注文しても15分を待つ。先週末、多くの人波が集まって人海戦術を見ているようだったスターフィールド河南店の話だ。この日のスターフィールド河南店1階は人々のために、それこそ足の踏み場もなかった。体温を測定してマスクを着用したものの、非常に多くの人員が狭い空間に集まっていて、コロナ19が伝播しないことが不思議だという気がするほどだった。

コロナ19による「社会的距離の確保」が第1段階に緩和されてからかなりの時間が経って、国民の警戒心が和らぎ始めた。デパートやスーパーなど、狭い空間に多くの人が密集するところでも、いまや人々は何の心配もなく訪れる。「マスクさえ着用すれば」という式だ。

そうこうするあいだに国内の新規感染者は三日目で200人台を記録した。去る14日の午前0時の時点で一日の確定者は205人だったが、15日も208人で似たようなレベルを記録し、16日午前0時には223人が確定された。より深刻なのは、陽性判定を受ける率だ。今年の全期間の平均陽性率は1%あまりに過ぎないのに、最近は2%にはっきりと高まった。 15日に1万800人を検査したところ、確定者は223人が出た。 2%を超える数値だ。

特に若者の間でコロナ19の拡散速度が速くなる様子を見せている。

高麗大学は15日、公示を通じて校内の学生確定者6人発生のニュースを発表した。ソウル市城北区によると、高麗大学アイスホッケーサークル関連での感染者は16日午後2時の時点で8人と把握された。全南大学も去る12日に人文学部の学生が確定した後、サークルの集まりを通じて接触した工科大学の学生2人が追加で確定された。延世大学でも音大所属の学生1人と助手1人が確定判定を受けて建物を閉鎖した。

中央防疫対策本部によると、ここ一週間の確定者の年齢層の分布をみると40代以下が52.2%だ。ここ4週間は40代以下の確定者は全体確定者の49.1%で、直前の4週間前に比べて10.8%ポイント増加した。中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は、「全体的に感染者が多くなり、若い層での検査はもう少し強化される必要があると見ている」と語った。

一部では経済状況に敏感な政府が、事実上は国民の警戒心を下げたのでないかという批判も提起している。先だって政府は新規感染者数が100人をはるかに超えたにもかかわらず、社会的距離の確保を第1段階に下げた。経済状況を考慮した措置だったが、国民のコロナ19に対する警戒心を明確に下げた選択になってしまったからだ。

高麗大九老病院のキム・ウジュ感染内科教授は先だって毎日経済とのインタビューで、「政府の防疫を懸念している」とし、「原則もなく、合理的でもない。1~2週間ほど少し防疫を強化したが、すぐに緩める。そうして確定者が増えればまた強化する。長期的な見通しを持って、体系的に戦略を立てなければならない。しぜんと国民は疲れる。政府が言うことに耳を傾けない段階が来るかもしれない」と指摘した。

政府の安易な防疫の中で、感染経路を知ることができない患者の割合は14%にまで上昇した。今月の3日から16日の午前0時までに発生した新規感染者2037人のうち、感染経路を調査している事例は285人で14.0%を占めた。このために防疫当局は最近、コロナ19発生の様相をめぐって「リスク要因が重なった危険な状況」だと言及した。
  • 毎日経済_チェ・ヒソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-16 18:15:34