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韓、家計負債「史上最大」…金融危機「警告灯」灯る

金融危機「警告灯」灯る 

  • 韓、家計負債「史上最大」…金融危機「警告灯」灯る

家計と企業の「負債信号」の赤灯がついた。先月、金融業界全体の家計貸出が歴代で最大幅に増え、銀行の企業融資も11月を基準にして史上最大の増加幅を記録した。企業の負債と家計負債が急増し、国際決済銀行(BIS)は韓国の民間部門の負債リスクを11年ぶりに「注意」から「警報」に段階を格上げした。

9日の金融委員会と韓国銀行によると先月、家計が金融業界全体で借りた金は信用貸付を中心に18兆3000億ウォンに増えた。このような増加は月別では過去最大の増加幅だ。 11月の金融業界全体における家計融資の増加率(前年同月比)は7.9%を記録し、年初との比較で継続して増加傾向が続いた。今年1月の家計融資の増加率(4.3%)に比べて2倍近くに上がった数値だ。

先月、家計貸出の拡大は信用貸出が牽引した。個人向け融資の増加額18兆3000億ウォンを性格別に分けてみると、信用貸付7兆6000億ウォン、住宅担保貸出6兆8000億ウォン、その他の貸出3兆9000億ウォンだ。特に信用貸出は今年の10月(増加額4兆ウォン)よりも3兆6000億ウォンより増えて過去最大の増加幅を見せた。

家計と企業の負債が急膨張することによってBISの集計の結果、民間部門の負債リスクは11年ぶりに「注意」から「警報」段階に高まった。 9日のBISによると、今年の第2四半期を基準にして韓国の信用ギャップ(Credit-to-GDP gap)は、前四半期(9.4%ポイント)よりも4.4%ポイント高い13.8%ポイントとなった。「世界金融危機」の影響で11.2%ポイントを記録した2009年の第4四半期以来で最も高い数値だ。

BISが集計する信用ギャップは、1991年から現在までの名目国内総生産(GDP)比での民間信用(家計負債+社債)の占める割合が長期的趨勢からどれだけ外れているかを示す負債リスクの評価指標だ。信用ギャップが10%ポイントを超えると「警報」段階で、2~10%ポイントは「注意」段階、2%ポイント未満は「通常」段階に分類される。 1990年以降、韓国が「警報」段階に入ったのは通貨危機と世界金融危機だった。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者/ヤン・ヨンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-10 00:10:36




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