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集中力と睡眠を助ける「ホワイトノイズ」は本当に効果があるのか


騒音から逃れたい瞬間がある。集中力が必要な瞬間に周りがうるさかったり、眠りたくても小さな音に敏感になって眠れないときなどがそうだ。誰もいないところ、何の音もないところに行くことができない時は、「ホワイトノイズ(White Noise)」があなたを助けることができる。

ホワイトノイズとは、一定のパターンは持たないが一定の周波数スペクトルを持つノイズで、耳になじみやすく周囲の他の騒音を消す効果がある。例えば雨音、やかんで水を沸かす音、コーヒー豆を焙煎する音のような騒音だ。

最近、タレントのチョン・ウォングァンは泣く子をなだめる方法として、このようなホワイトノイズを言及して注目を集めた。彼はホワイトノイズは特別なものではないとしながら、ビニール袋を取り出してこすりながら音を出し、実際に赤ちゃんが泣くときにビニール袋の音を聞かせると、すぐ泣き止むと伝えた。

このようにホワイトノイズが人の心理に良い影響を与えることは、研究を通しても証明されている。去る2012年に米国シカゴ大学消費者研究ジャーナル(Jounal of Consumer Research)の研究者は、「ホワイトノイズの周波数に対応する『50~70bBの騒音』が静寂より集中力、創造性を高めることにより大きな助けを与える」と明らかにした。

彼らによると、ホワイトノイズを聞いているときの集中力は約48%、記憶力は約10%増加し、ストレス指数は約28%減少する。加えて、同じ分量を勉強するのにかかる学習時間も約14%も短縮されることが分かった。

さらに、米国ジョージア州ペットコンサルタントは、ホワイトノイズが愛犬の睡眠にも助けを与えると明らかにした。彼らによると、ホワイトノイズを聞いた愛犬は外の音に鈍感になり眠りから容易に目覚めないという。最近、「ホワイトノイズ」が関心を集め、各種オンラインコミュニティには「ホワイトノイズ」または「不眠症に良い音」や「集中力に良い音」などのタイトルでさまざまなホワイトノイズ録音ファイルが共有されている。
  • デジタルニュース局 キム・スミンインターン記者
  • 入力 2016-04-04 09:57:18




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