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ついつい食べたくなる「甘い味」、女性の子宮に悪影響


  • ついつい食べたくなる「甘い味」、女性の子宮に悪影響
色とりどりのデザートが甘さを武器にして、女心を攻略している。多くの人が集まる繁華街や大学街にはマカロン、手作りチョコレート、カップケーキ、かき氷などの様々なデザートを売っている店舗を簡単に見つけることができる。このデザートの誘惑を振り切るのはとても難しいことだ。

デザート(Dessert)は、フランス語で「テーブルを整理する」という意味のデザートブル(Desservir)に由来している。メインコースを楽しんだ後、食卓を整理し、軽く楽しむ食品がデザートであるわけだ。食後に食べていたデザートは最近、従来の株を押し出してメインコースの座を占めている。食事の代わりにカップケーキ、マカロンなどのデザートと一緒にコーヒーなどを楽しむことも増えた。

甘いデザートにはしきりに手が伸びるが、食事代わりとして頻繁に食べるのなら問題になりえる。糖分と脂肪を過剰摂取する可能性があるからだ。デザートの代表格であるクッキーやケーキを作る時は、小麦粉とバター、砂糖が1:1:1の割合で入る。チョコレートや砂糖漬けのフルーツ、クリーム、ゼリーなどのトッピングをのせた場合、糖分やカロリーが大幅に上がる。

世界保健機関(WHO)は、加工食品を通じた糖分摂取量が1日の総摂取カロリーの10%未満であるべきだと推奨している。1日2000キロカロリーを摂取しなければならない成人を基準にすれば、糖類の合計が50グラム未満でなければならないということだ。これは、3グラムの角砂糖17個に相当する量だ。思ったよりも多くの量だと思って、安心するのは早い。女性の場合、1日35グラム以上を食べるだけでも腫瘍の発生率が高くなるからだ。

米国のミネソタ大学公衆衛生大学の研究チームは2013年、加糖飲料を頻繁に飲む女性の場合、子宮内膜がんが発生する可能性が大きく増加するという研究結果を発表した。研究チームが2万3039人の閉経後の女性を対象に調査した結果、加糖飲料(炭酸飲料など)を頻繁に飲んだ女性の場合、ほとんど飲まない女性に比べてエストロゲン依存性1型の子宮内膜がんの発生率が78%も高く表れた。

スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究チームも、同様の研究結果を発表した。研究チームが1987年から6万人の女性を対象に調査した結果、砂糖が含まれているケーキ、ビスケットなどを1週間に2~3回食べた女性は、そうでない女性に比べて子宮がんが発症する可能性が33%、4回以上食べる場合は最大42%まで増加すると明らかにした。砂糖を過剰摂取すると、体のインスリン、エストロゲンの分泌が促進され、子宮内膜の細胞が過大成長するためであると推定した。

したがって、普段から糖分が多く含まれている食品を摂取する時は注意が必要だ。過度な糖分の摂取は子宮の健康に害を与えるだけでなく、肥満や糖尿病などの代謝症候群につながる可能性があり、糖分の節制が必要だ。
  • 毎日経済_イ・ヨンウク記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-22 14:22:57




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