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カイロによる熱傷被害が深刻「ソーシャルコマースで流通されるカイロに注意」


  • カイロによる熱傷被害が深刻「ソーシャルコマースで流通されるカイロに注意」
  • < 中国製品 >

冬の寒波が続き、カイロの使用増加と共に、熱傷などの副作用の訴えが増加している。何よりも、ソーシャルコマースを通じて流通される中国産製品の場合、深刻な被害が続いていることが分かった。

最近4年間、韓国消費者院の消費者危害監視システム(CISS)に受付された「カイロ関連危害事例」は、2011年18件、12年20件、13年27件、14年42件(9月基準)など合計107件で毎年増加している。危害タイプを見ると、熱傷が100件(93.5%)で大部分であり、カイロが炸裂して目に粉が入った事例が5件(4.7%)、炸裂した粉末や液体を飲みこんだ事例が2件(1.8%)の順だった。

  • カイロによる熱傷被害が深刻「ソーシャルコマースで流通されるカイロに注意」
カイロによる熱傷は40℃~70℃以下の比較的低い温度で発生する低温熱傷がほとんどだ。カイロをつけて寝たり、特定の部位に長時間使用する場合に発生するが、消費者が症状を容易に自覚できず、熱傷の程度が深刻化した事例がよくあるため、消費者の注意が必要だ。

特に、低温熱傷は皮膚の奥深くまで損傷し、回復が容易ではないというのが専門家の説明だ。

実際に、熱傷の事例の100件のうち、病院の治療まで受けた事例は85件(85.0%)に達することが確認された。病院治療の事例の85件のうち軽微なⅠ度熱傷は3件(3.5%)に過ぎず、大部分は長期間の治療を必要とするⅡ度熱傷(59件、69.4%)やⅢ度熱傷(17件、20.0%)だった。

カイロは「品質経営及び工産品安全管理法」による「自律安全確認対象工産品」として、安全事故の予防のためにKCマークをはじめ、使用上の注意事項、最高温度などを製品に表示しなければならない。しかし、韓国消費者院が市中で販売中の粉末型カイロを調査した結果、25個の製品(83.3%)が「自律安全確認安全基準」に基づく表示事項を遵守していなかった。

特に、ソーシャルコマースで販売中の中国産カイロ4種は、ハングル表示事項が全くなく、消費者が注意事項などを確認することができず、安全事故の発生時にも事業者を通じた被害救済が困難であることが確認された。

韓国消費者院は、国家技術標準院に問題が発見された製品に対する措置と共に「自律安全確認対象工産品」であるカイロの表示管理および申告製品の事後管理の強化を要請する計画だ。

また、熱傷などの安全事故の予防のために△直接肌に付着しないこと△寝具の中で使用すると、通常の温度よりも上昇することがあるので注意すること△幼児・高齢者・糖尿病疾患者などは使用に注意すること△長時間ひとつの部位に使用しないこと△電気マット・ 温水マットなどの温熱器具と一緒に使用しないことを呼びかけた。
  • シックニュース ハン・スクイン記者/写真=韓国消費者院提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-19 13:33:07




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