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アルピニオン、7万時間の努力実る…子宮筋腫「超音波治療器」開発成功

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  • アルピニオン、7万時間の努力実る…子宮筋腫「超音波治療器」開発成功
  • < アルピニオンが開発した超音波治療器で子宮筋腫を診断・治療 >



来年から年間30万人に達する子宮筋腫の患者が国産機器で迅速かつ精巧に治療を受けることができる道が開かれる。日進(イルジン)グループの系列医療機器専門企業であるアルピニオンメディカルシステム(代表コ・ソクビン:以下、アルピニオン)は高強度集束超音波を活用した子宮筋腫治療器を開発し、最近、食品医薬品安全処の医療機器製造品目の最終承認を受けたと28日明らかにした。

アルピニオンのコ・ソクビン代表は、毎日経済とのインタビューで「GE、シーメンス、フィリップスなどいくつかのグローバル企業が世界市場を掌握している『超音波治療器』の開発を国内で初めて成功すれば、それだけ会社の競争力を大幅に向上させることができると考えて挑戦を決心した」とし「2007年に超音波治療器市場に飛び込むことを決定した時には否定的な反応が多かった」と話した。400億ウォン規模の国内超音波治療器市場は、すべてグローバル企業が占めた。

製品の研究を始めたころ、国内には超音波を活用した画像診断装置は多かったが、治療器は似たような装備もないことが実情であることも懸念を生んだ。超音波治療器投資により、従来のアルピニオンが進行した画像診断機器事業まで悪影響を受ける可能性があると心配する声も大きかった。

8年間で160人の研究者を投入し、合計110億ウォンを投資して、製品の開発に成功したが、開発の過程で投資誘致に困難をきたしたりもした。しかし、2010年に産業通商資源部傘下の韓国産業技術評価院から技術力を認められ、新成長動力装備の競争力強化事業の医療部門支援対象者に選定され、投資40億ウォンの支援を受け大きな峠を乗り越えた。

許可の過程でも、臨床・認証など厳しい過程が多かった。アルピニオンは、2013年下半期から今年7月までソウル大学病院で子宮筋腫患者29人を対象に有効性と安定性を検証する臨床試験を行った。臨床経過からアルピニオンが開発した超音波治療器は、グローバル企業の製品よりも価格は安く、性能は似ているという好評を受け、ついに今月政府の最終許可を獲得した。

臨床面でアルピニオンが開発した「超音波誘導超音波治療器」は、既存の「MRI誘導超音波治療器」に比べて患部の診断時間とコスト、患部の治療時間を大幅に減らしたことが高い評価を受けている。超音波治療器は、MRIを見ながら治療する「MRI誘導超音波治療器」と超音波画像を見ながら治療する「超音波誘導超音波治療器」の二つに分けられる。

超音波治療器の開発を総括したソン・ゴンホ博士は「アルピニオンが開発した超音波治療器は、超音波誘導方式では、最初に開発されたもの」とし「MRIではなく、超音波で生成された映像を元に治療するために、リアルタイムで治療過程を監視することができ、より安全で精巧な施術が可能だ」と説明した。特に子宮筋腫を診断・治療するためにアルピニオンが開発した超音波治療器が効果的だと強調した。ソン博士は「超音波治療器は、患者を麻酔したり、患部を切開せずに子宮筋腫をなくすことができる」とし「治療にかかる時間も1時間以内であり、患者の負担を最小限に抑えることができる」と説明した。
  • 毎日経済_ギム・ジェグァン記者/写真=アルピニオンメディカルシステム | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-29 04:01:01




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