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ブロッコリー、より薄く洗練されたWi-Fiルータ

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  • ブロッコリー、より薄く洗練されたWi-Fiルータ
自宅や公共の場で簡単にWi-Fiを利用できるようにしてくれるルータには、一般的に「触角」と呼ばれるアンテナがついている。ルータの性能はアンテナの数が多くなるほど良くなり、現在8つのアンテナが付いたルータまで出てきた。

しかし、ルータのパフォーマンスが向上するほどに外観はより粗悪になるしかない。かといってデザインがすっきりとした内蔵アンテナのルータを使用すると性能が多少低下することが問題になる。

無線通信機器専門メーカのブロッコリーはルータの性能向上を図りながら、デザインもより洗練されたものにすることはできないだろうかと悩み、1cmにも満たない厚さの「フルメタルWi-Fiルータ」を開発した。ルータから外部アンテナを取り除き、メタル材質を入れてデザインをアップグレードし、メタルルータに穴をあけアンテナをつける方式で内蔵アンテナルータの性能が低下する問題を解決した。このような技術力を認められ、先週開催された世界最大の家電展示会「CES 2015」で革新賞まで獲得した。

14日、京畿道軍浦市にあるブロッコリーのオフィスで会ったイ・ジュヨル代表は「革新賞を受けた後、国内はもちろん、中国、台湾のルータメーカと通信会社の問い合わせが続いている」とし「最近、台湾のルータ製造会社とミーティングをしたが、大きな関心を見せた」と明らかにした。韓国内よりも中国、台湾企業が関心をより見せている理由はアメリカ、ヨーロッパなどの先進国市場をターゲットにしているからだ。

イ代表は「韓国では外部アンテナがたくさん付いている製品を好む一方、米国や欧州ではむしろ外部アンテナが付いた製品を低価格の製品として扱い、デザインが良い内蔵アンテナWi-Fiを好む傾向にある」と述べた。以前、携帯電話市場でも内蔵アンテナが最初に適用された時、人々が性能を問題にして避けていたが、今ではむしろ外部アンテナが付いた携帯電話を時代遅れだと感じているように、ルータの市場も徐々にデザインが重要になるというのがイ代表の説明だ。

メタル材質を用いたこともデザインの高級化に貢献した。イ代表は「3年前に初めて製品の開発に乗り出すとき、Appleがメタル製品を発売して高級なイメージを構築したことが無線通信業界のトレンドとして位置づけられたことを確認し、アンテナまでメタルにする決心をした」と説明した。

この製品は、韓国の特許登録を完了し、米国、欧州、中国、日本でも特許出願中だ。ルータを直接製作する代わりに、特許権を持つ設計ソリューションをルータの製造会社と通信業者に供給して売り上げを出すことを目標にして、現在28種のデザイン設計を確保した状態だ。
  • 毎日経済 キム・ジェグァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-16 04:01:01




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