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皮膚レーザーの違法施術に注意報


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皮膚レーザー治療が大幅に増えているが、皮膚レーザー治療に対する国民の正しい認識と副作用に対する認識が非常に低いことが分かった。

大韓皮膚科学会は11日、先月5~12日に満20~59歳の全国の成人男女1200人を対象に、皮膚レーザー治療の現状に対するアンケート調査を実施した結果、回答者のうち皮膚レーザー治療を受けたことがある人は49.8%と半分以上を占めており、このうち8%が副作用を経験したことあると明らかにした。副作用に対する後続治療を受けても改善されなかった事例は、1.6%だった。副作用患者のうち11%はストレスを訴え、副作用を治療しようと100万ウォン以上の費用を追加で支払った人もいた。主な副作用は、色素の変化、傷痕、皮膚がんまたは腫瘍の誤診、火傷などが高い割合を占めた。

今回の調査結果、皮膚レーザー治療に対する誤った認識の深刻さが如実に表れた。全回答者の約半数(41.7%)が美容室や皮膚管理室などで皮膚レーザー治療をすることが違法だということを知らなかった。また、施術者が皮膚科専門医であるかを確認する場合も半分程度(48%)に及ばなかった。さらに、皮膚レーザー治療後に副作用を経験した回答者の4人に1人は、副作用治療のために再度皮膚管理室や一般病院・医院などの非皮膚科を訪問した。

ソウル峨山病院皮膚科チャン・ソンウン教授は、「皮膚レーザー施術前に治療の安全性を見落として、皮膚科専門医かどうかを確認していない安逸な姿勢は、皮膚の健康を害したり、がんのような深刻な疾病の発見を遅らせる可能性があるため注意が必要だ」と話した。

大韓皮膚科学会と食品医薬品安全処は、「医療用レーザーの安全使用案内書」を出し、レーザー治療の副作用に対する注意を呼びかけた。しかし、大韓皮膚科学会は蔓延した違法皮膚レーザー施術の原因として、利用者の低い認識だけのせいにして食品医薬品安全処も非医療関係者に堂々とレーザー治療器が販売されているのにもかかわらず、何もしていないという批判を受けている。

大韓皮膚科学会は「学会レベルで非医療関係者に対する皮膚レーザー治療器の販売を防ぐ方法がない」とし、「国民が正しい認識を持って医学的知識を十分に備えた専門家から正確な診断を受けて、熟練した皮膚科医だけから治療を受けなければならない」と明らかにした。学会によると、皮膚レーザー施術の副作用にさらされる危険が、皮膚科専門病院・医院が10ならば、韓医院が4.4、皮膚管理室が2.3、皮膚科専門医がいない病院・医院が1.8だと分かった。
  • 毎日経済 イ・ビョンムン医療専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-13 15:17:34




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