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サバ焼きの煙は「非常に低い」粒子状物質より20倍以上悪質だ


  • サバ焼きの煙は「非常に低い」粒子状物質より20倍以上悪質だ
揚げ物などの調理をした時に、室内で発生する粒子状物質が昨年の注意報最高濃度に比べて最大12倍に達することが分かった。超粒子状物質は、特に、主婦の肺がんの原因となることがあり、調理時にキッチン換気扇(ガスレンジフード)を必ずオンにして粒子状物質がひどい日はなるべく揚げ物をしてはならない。

環境部は23日、キッチンで料理する時に発生する汚染物質の低減方案を準備するために、実験住宅2戸、共同住宅22戸、一戸建て住宅4戸、集合住宅4戸などを対象に実態調査を実施した結果、このようにあらわれたと明らかにした。

調査の結果、キッチンでは調理器具と関係なく、油などの料理材料が燃焼されながら、粒子状物質 、ホルムアルデヒド(Formaldehyde)、二酸化窒素などの汚染物質が発生することが分かった。

特に、焼き・揚げ物調理時に出る粒子状物質が多いが、サバ焼きをする時は超粒子状物質(PM2.5)の濃度が2290μg/㎥(マイクログラム=100万分の1グラム)に達することが分かった。昨年、粒子状物質注意報が下​​された最高濃度が179μg/㎥だが、これより12倍高いことになる。超粒子状物質「非常に低い」基準(101μg/㎥以上)よりも20倍より多い。続いて、三枚肉(サムギョプサル)が1360μg/㎥、目玉焼きが1130μg/㎥、チャーハンが183μg/㎥などの順で超粒子状物質を排出した。

環境部の関係者は、「キッチンで調理する時は、必ず窓を開けてキッチン換気扇(ガスレンジフード)を作動するなどの管理上の注意を守らなければならない」とし、「粒子状物質注意報が発令されて大気粒子状物質濃度が高い日には、なるべく焼き・揚げ物のような料理は自制するのが良く、調理後は窓を開けての換気が必須だ」と伝えた。フードをオンにすると、90%前後の超粒子状物質が除去されるが、サバはそれでも200μg/㎥程度ずつ粒子状物質が残り、注意報が発令された日でも外部より室内の粒子状物質濃度がより高いことがあるという説明だ。

調理時にはキッチンからリビングまで汚染物質が拡散されるため、粒子状物質などに敏感なお年寄りや子どもたちは部屋でドアを閉め留まるのが良い。炒め・焼きなどの汚染物質が多く発生する料理をする時は、調理器具の蓋を覆うべきだ。できれば調理時間を短くし、料理が終わった後も窓をすぐに閉じずに30センチ程度開き、少なくとも15分以上、自然換気をしなければならない。今回の調査は、世界保健機関(WHO)が非喫煙女性の肺がん発病率の増加原因で「キッチン調理時の汚染物質」に言及することにより、汚染物質の低減方法を準備するために行われた。
  • 毎日経済 イ・スンユン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-23 16:00:42




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