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テクノロジー > IT・科学 > フレッド、スマートブロック遊びを通じて左・右脳の同時発達
「子供たちが好きなブロックにITを接ぎ木させ、遊びながら勉強もできることが特徴です」子供のためのスマートブロック製造業者であるフレッドのキム・グァンソク代表(41)の話だ。フレッドのスマートブロックには多様な単語と数字、記号などが表示されている。
ブロックを適切に配列しなければブロックから音と光が出る。単純なアナログブロックにデジタルの息吹を吹き込んで誕生した製品だ。
漢字の故事成語スマートブロックはそれぞれのブロックに多様な漢字が記されている。このブロック4個を結合して故事成語を合わせると、故事成語の音と意味がブロック内から出てくる。例えば、ブロック4個で「温故知新」を合わせると「温故知新」という音と共に「昔のことを知りながら新しいことを知る」という意味が一緒に出てくる。数字学習ブロックも足し算・引き算・掛け算・割り算の結果が合ってこそブロックが反応する。英語童話のブロックもある。英語童話を開いて、合うブロックを配置するとブロックから光が出る。文章をひとつ完成させた後、目的語を違うように配置する応用も可能だ。
キム代表は「積む遊びのおもちゃとして活用された既存ブロック玩具にITと教育コンテンツ、モノのインターネット(IoT)技術を融合した」とし「遊びと五感を通じて言語、四則演算などの構造と原理を容易に学習することができる」と説明した。
今年創業したフレッドは、製品を開発するためにすでに3件の特許を確保したほどの技術力を備えている。4月にはSKテレコム創業支援プログラムである「ブラボー!リスタート」2期に選ばれ、資金支援と共に専門家メンタリングも受けている。フレッドはSKテレコム支援と協業を通じ、乳児教育・学習用スマートブロック製品を8月頃に発売する予定だ。また、老人を対象にした痴呆予防と痴呆治療のためのブロックも近いうちに出すという計画だ。
キム代表は「平均寿命の増加で高齢化社会になり、痴呆人口が急速に増えている」とし、「スマートブロックは左脳と右脳を同時に発達させる機能があり、痴呆の認知治療と予防のために効果的」と説明した。