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「パンツのように身に着けてリハビリ」外骨格ロボットを開発


  • 「パンツのように身に着けてリハビリ」外骨格ロボットを開発
国内研究陣が患者の状態に応じてカスタマイズリハビリ治療が可能な下肢リハビリロボットを開発した。

韓国機械研究院は3日、中小企業である東亜金属と一緒に下肢リハビリロボット「ニューレックス(Newrex)」を開発し、実用化を推進すると明らかにした。ニューレックスは、神経を意味する「ニューロ(Neuro)」と外骨格を意味する「エクソスケルトン(Exoskeleton)」を合成した言葉で、神経再生が可能な外骨格ロボットという意味を込めている。

研究者によると、ニューレックスは、人がロボットの力に頼って受動的に歩く状態である「パッシブウォーキング」と、着るロボット形態として着用して歩くことができる「アクティブウォーキング」の2形態として利用可能だ。リハビリの初期には、医療現場に設置されたロボットを着て、ロボットの力に70%程度を頼ってパッシブウォーキングでリハビリを実施する。以降、リハビリが進行してアクティブウォーキングが可能になれば、患者が着用したニューレックスとシステムを分離して、直接歩きながら訓練できる。

研究陣は、ロボットだけでなく片方の足ごとに34個、計68個の筋肉情報をもとにパーソナライズリハビリプログラムを提供する「下肢リハビリの統合プラットフォーム」も開発した。患者の身長と体重、腹囲などの身体情報を入力すると、該当の身体規格の標準体型モデルから精密な筋骨格モデルの情報をもとに、個人が希望するカスタマイズ型リハビリプログラムを進行できる。

韓国機械研究院のキム・ヨンウ研究員は、「技術の核心は、筋肉と骨が動きながら発生する力のメカニズムを科学的に実装することだ」とし、「人体骨格の動力学情報と筋肉の生体力学情報を解析して、科学的なリハビリプランを導出できる」と説明した。研究陣は2018年までに、ニューレックスを医療現場に投入させるという計画だ。現在、ニューレックスに対する医療機器認証を推進している。

キム先任研究員は、「ニューレックスとトレッドミル、バーチャルリアリティ技術を統合した環境で、パッシブウォーキングとアクティブウォーキングを1つのプラットフォームで実現させれるように、技術を開発することが残された課題だ」とし、「今後、ニューレックスと下肢リハビリ統合プラットフォームを活用すれば、患者のカスタマイズ型下肢リハビリ医療サービスを享受できるだろう」と伝えた。
  • 毎日経済 ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-11-06 09:34:34




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