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サムスンファウンドリ...7ナノプロセスでクアルコム社5Gチップ生産


サムスン電子は極紫外線を利用する新しいプロセス装置で、クアルコム社の5G(第5世代)モデムチップを生産する。クアルコムとの協力強化でファウンドリ(半導体受託生産)で世界トップ2に向けた歩みに速度を加えるとみられる。

22日の両社によると、サムスン電子は7ナノメートルプロセスに基づいて、クアルコムの5Gチップを生産することにした。サムスン電子は7ナノプロセスから次世代露光装置であるEUV(Extreme Ultra Violet)を活用する。量産時期は来年春の新作「ギャラクシーS10」(仮称)に合わせられると思われる。

サムスン電子は昨年5月、EUV露光技術を採用した7ナノプロセスを世界で初めて確立した。 EUV技術は10ナノメートル(1億分の1メートル)以下に半導体の線幅を減らすために導入された新プロセス装置だ。サムスン電子は超微細プロセスの限界を克服するためにこの機器を大挙導入し、超格差戦略を維持する方針だ。

サムスン電子とクアルコムは14ナノと10ナノに続き、7ナノにまでに協力関係を拡大した。最近、クアルコムは世界1位のファウンドリである台湾TSMC社に、7ナノ製品のうちの一部を依頼したことが分かった。 TSMCはEUV装置の代わりに、既存の機器に複数回のパターンを描くことでこれまでの限界を克服した。

しかしサムスンは1台1500億ウォンに達する高価な新プロセス装置を先取りして、線幅そのものを減らすことに方向を定めた。サムスン電子の7ナノプロセスは10ナノプロセスに比べてチップ面積を40%縮小することができ、性能を10%向上させることができる。電力効率も35%改善される。これにより、スマートフォンメーカーはより大きな容量のバッテリーを搭載することができ、より薄いデザインの製品を出せることになる見込みだ。

サムスン電子ファウンドリ事業部のペ・ヨンチャン戦略マーケティングチーム副社長は、「サムスンのEUV技術を使用して、5Gの分野でもクアルコムとの戦略的協力を継続することになった」とし、「プロセス技術の先導に対する自信を意味する今回の協力は、サムスンのファウンドリ事業に重要なマイルストーンになるだろう」と述べた。

一方でサムスン電子は23日、京畿道華城市で新工場の起工式を開く。新工場は新プロセス装置を使用しているという意味で「EUVライン」と命名される。来年下半期に完工するEUVラインでは、7ナノプロセスを改善した6ナノプロセスで生産する可能性が高い。
  • 毎日経済_イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-22 22:25:04




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