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韓国製「リモートヘルスケア」機器…海外で高い評価

インソン情報製「ハイケアハブ(Hicare Hub)」 

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「インソン情報(INSUNG INFORMATION)の遠隔医療ヘルスケア製品は米国や欧州など、16カ国に輸出されています」。

情報技術(IT)インフラ業者で、この数年のあいだ遠隔医療システムなどのスマートヘルスケア事業を育てているインソン情報(INSUNG INFORMATION)のウォン・ジョンユン代表は記者と会うやいなや「インソン情報がグローバルヘルスケアのハブ市場で有数の企業」だと強調した。実際に医療現場で使用されるインソン情報の遠隔医療システムなどのヘルスケアハブソリューションは、主に米国・欧州の各国で販売される一方で、モデル事業としてイタリアや東南アジアなどの多くの国に進出した。このように、海外でも有数の遠隔医療システムの提供者が、しかし国内ではスマートヘルスケアの売上げは多くない。

遠隔医療は複数の規制のために事実上、ふさがっているからだ。これと関連してウォン代表は、「韓国は遠隔診療の第一歩も歩みだせずにいるが、他の国ではすでに2~3歩リードしている状況だ」と残念がった。これとともに、同氏は「遠隔医療や非対面医療はすべて外形的な診療形態を指す用語であるだけ」だとし、「本当の意味でのスマートヘルスケアのために、中長期的に最も重要なことはデータだ」と強調した。ウォン代表は、「ところで国内では遠隔医療が行き詰まり、実際の現場から出てくるデータを積み重ねることができない、致命的な問題にさえぎられている」とし、「医療関係者である看護師が仲介する形の遠隔医療だけを制度化しても、多くの経験とデータを積み重ねてこそ韓国も次のステップに行くことができるだろう」と残念がった。

インソン情報が開発し輸出している遠隔医療システムである「ハイケアハブ(Hicare Hub)」は自宅で患者が血圧・心電図・血糖検査など行うをすると、データがすぐに医師に送信されるようになっている。担当の医師はデータを見て、患者の健康状態をチェックする。データから異常信号が捕捉されると、映像を通じて医師が患者に再測定を要求し、正確な姿勢や方法で再チェックすることができる。病院に行かなくても自宅で健康監視サービスを介して、診療まで行うことができるソリューションというわけだ。

ハイケアハブの最大の強みは互換性だ。現在、ほとんどの医療機器が測定した生体情報データを他の機器に送信するときには互換性の問題が頻繁に発生する。医療機器ごとに情報の一覧表示の順序や、具体的なデータ内容まで、各自が異なるデータの並べ替え・伝送方式を使用するからだ。しかしハイケアハブは全世界で使用されている約120の医療機器と連動しており、医療機器がそれぞれ異なる方法でデータを送っても、これを国際標準形に変換する。病院としては連動した医療機器を別々に構築したり、購入する必要がない。

インソン情報はハイケアハブのほか、携帯電話用のヘルスケアシステム「ハイケアエム(Hicare M)」を出荷して、どこでも消費者が医療サービスを受けることができるようにした。すべての種類の医療機器を接続して使用するハイケアハブとは異なり、ハイケアエムはBluetooth接続が可能な医療機器のみを使用することができる。これまではBluetooth接続機能を提供する医療機器がほとんどなかった遠隔医療市場を意識した多くの企業が、Bluetooth接続が可能な医療機器を出荷している。 Bluetoothを介して医療機器をハイケアエムに接続すると、ハイケアハブと同じ医療サービスをスマートフォンからも受けることができる。

このように海外での評判を築いたインソン情報の遠隔医療システムは、米国の国家報勲処の事業に選定された。計8000台の機器が輸出され、5000世帯に達する退役軍人の総合的な健康と慢性疾患の管理のために使用されている。
  • 毎日経済_イ・ジョンファ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-13 17:27:02