Q.韓国で有名な薬水を紹介してください(上)

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A. 深い山の中の小さな泉は誰が来て飲むのでしょうか?
童謡でも作られた韓国の有名な童詩です。

子どもの頃、歌を歌いながらふと山に行きたがっていたのを覚えています。人通りが途絶えた場所なら山中の動物が飲んだでしょう。苦しめる人間もいないので周りの目を気にせず自然が与えてくれた湧き水を飲む動物たちにとっては、それこそ楽園だったはずです。

あえて深山幽谷にいなくても野生から湧き出る水を薬水*と言います。若さを維持し命を支えてくれる効能はなくても体に良いミネラルがたっぷり含まれているので確かに薬水です。

*厳密に言えば多くの成分が入っている鉱泉水だけを薬水と呼ぶのが適当ですが、普通は村の近くに湧き出る泉も薬水と称します。

薬水は水道水やスーパーで売っているミネラルが多く含まれ炭酸のようにピリッとした味がします。なので鉱泉水でご飯を炊けば青いスマーフご飯になります。

以前はソウル**にも結構、薬水が多かったのですが、最近は大都市の近くでは良い薬水を捜すのがとても難しいです。数年前の調査によると韓国全域の薬水206か所のうち、ほぼ半分近い93か所が飲用不適合判定を受けました。

**代表的な場所がソウル中区(チュング)薬水洞(ヤクスドン)と玉水洞(オッスドン)です。ボティ峠の湧き水が有名なことから町名が「薬水洞」になりました。ここで湧き出る薬水を玉井水(オクジョンス)と呼びますが、ここから玉水洞が由来しました。

それでも、まだ韓国全域に行ってみる価値がある薬水場は結構多いです。主に険しい山並みの江原(カンウォン)、忠清(チュンチョン)、大邱(テグ)、慶尚北道(キョンサンプクト)地域に密集しています。

江原道の有名な薬水としては襄陽郡(ヤンヤングン)の五色薬水、葛川薬水、プルバラギ湧水、平昌郡(ピョンチャングン)のパンアダリ薬水、新薬水、洪川郡(ホンチョングン)の三峰薬水、開仁薬水、ピルレ薬水、旌善郡(チョンソングン)の画岩薬水、そして春川市(チュンチョンシ)の楸谷薬水を挙げることができます。

忠清(チュンチョン)地域では清州市(チョンジュシ)の椒井薬水と明岩薬水、世宗市(セジョンシ)の芙江薬水が広く知られていましたが、明岩薬水と芙江薬水は水質汚染により飲めなくなりました。

慶北(キョンブク)地域では青松郡(チョンソングン)の疸基薬水、新村薬水、盈德郡(ヨントクグン)のチョスゴル薬水、義城郡(ウィソングン)の塔山薬水、奉化郡(ポンファグン)の吾田薬水、ドゥネ薬水、多徳薬水が広く知られています。そして鬱陵島(ウルルンド)の道洞薬水も定評のある鉱泉水です。

今日は、このうち襄陽にある五色薬水をご紹介します。

五色薬水は山が好きな韓国人なら誰でも一度は行ったことのある所です。

北の金剛山(クムガンサン)に行けなくなった韓半島の南の住民を慰める名山、雪岳山(ソラクサン)という山の入り口に位置していたからです。

薬水のそばの景色がすばらしいです。龍沼滝、女深滝、仙女湯など大小の滝が続き、薬水の前にある谷間の岩が1万個の仏像が並んだように見えるということから付けられた萬仏洞(鑄錢ゴル)渓谷、奇岩絶壁などが位置しています。このため年中、観光客が絶えません。

地図のAが五色薬水、雪岳山の頂上、大青峯から南西に8キロ、寒溪嶺から5キロほど離れた主谷にあります。

薬水は五色川の下の平らな岩の3つの穴から湧き出ますが、1日の採水量は約1.5キロリットルでした。上の写真を見れば分かると思いますが、雪岳山を往来する登山客が持っていくほどの量ではありません。

韓国の天然記念物529号に指定された五色薬水の由来については様々な説があります。

多数説は朝鮮中期1500年頃、ソングク寺の僧侶が薬水を発見したところ、ちょうど寺の後苑に5色の花を咲かせる神秘的な木があったことから五色薬水と呼ばれたという内容です。この説に押されがちですが、この薬水で炊くと5つの味がするということから名付けられたという説もあります。

pH6.6の弱アルカリ性の薬水には遊離炭酸、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウムがバランスよく含まれています。薬水が出る3つの穴のうち、下の2つの穴は炭酸質が多い反面、上の穴からは鉄分含量の高い水が湧き出ます。

五色薬水は殺虫力にとても優れています。ザリガニやミミズを獲って薬水に浸すと死んでしまうほどです。この水を撒くと新型コロナウイルスに打ち勝つことができるのではないか、そんな気がするくらい殺菌力が高いです。

殺菌力のおかげでしょうか?薬水は皮膚病にとても効果が高いそうです。貧血、胃腸病、寄生虫駆除、神経衰弱を治すのにも役に立つとも言います。

薬水でご飯を炊くと、5つの色じゃなくて青色になります。炊き込みご飯から5つの味が出るのは残念ですが、まだ経験したことがありません。
  • Lim, Chul
  • 入力 2022-03-17 00:00:00

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