A. | パワーブロガーとして認定を受けることも、本当に難しいことです。10月現在、ネイバーには781万個のカフェ(オンラインコミュニティ掲示板)と2850万のブログが運営されており、ダウムには850万個のカフェと800万個のブログが登録されています。それなりに訪問者が訪れるブログをまとめたチャートに上がったものだけでも780万以上あります。 ブログの数が韓国の人口ほどにもなります。ネイバーは、一時期韓国人全員がブログを持つようにしようというポリシーを掲げたこともありました。ブログが多いといっても、パワーブロガーとして認められるのは難しいことです。情報の流れに影響を与えるブロガーは1500人余りと知られていますが、余裕をもって1万個だとしても0.02%に過ぎません。芸能人やスポーツ選手よりもはるかに熾烈な競争をくぐって頂上に上がるわけです。 人気のあるブログの中には、政治家や芸能人、教授や記者などの有名人が運営するところが少なくありません。イ・ヒョリのブログは非常に人気が高く、IVYとキム・ナヨン、S.E.Sの元メンバーであるシュー、アナウンサーのパク・チユンはパワーブロガーです。管理者の名前だけで、もう半分成功したケースと見るべきでしょう。だから普通の人が、多くの読者を抱えるパワーブロガーになるためには、本当に血のにじむような努力をする必要があります。 ブログは非常に多様です。身の回りの些細な事を書いた文と写真を上げることから、生活に本当に役立つ情報もあります。一方、非常に深くて高い国内外の情勢を分析する記事も見ることができます。韓国では主流のメディアに対する信頼が損なわれてきているので、個人が運営するブログが代替のメディアとして注目されたりもしました。 ブログをあれこれ見ていると、本当に新聞や放送で見ることができないニュースも見ることができます。退職したジャーナリストが運営するブログは、オンラインニュースとして見ても構わないくらいです。それゆえに、ブログを運営して得る収益は新聞雑誌と似ている面が多いです。 もちろん、新聞や雑誌は広告のほか、販売収入があるので、有料サイトではない以上、ブロガーが得る収益には根本的な違いがあります。しかし、広告や協賛を誘致して、ブログのパワーを利用して付帯事業に乗り出した場合、大きな違いはありません。新聞や雑誌はもちろんのこと、放送局も展示会、マラソン大会、コンテストなどの各種イベントでお金を稼ぎますから。 新聞を読む代わりに、インターネットサーフィンをする人が増えているので、ブログも広告主が欲しがる素晴らしい媒体になりました。ブログマーケティングは、バイラルマーケティングの代名詞となった状態です。バイラルマーケティング会社のほとんどがブロガーと契約を結んで業務を推進するといいます。 ブロガーの中には、広告のほかにも、共同購入などにより収益を得る人が多くいるため、広い意味では、報道機関がイベントを開くことと違うところはありません。パワーブログになるまで努力をしたので、消費者に適切な情報を与え、お互いが利益になる共同購入事業を行った場合は文句の言われようがないでしょう。 問題は、報道機関の記者の中にもゴミと悪口を言われる疑似記者がいるようにブロガーもブロコジ(ブロガー+乞食)やブローカーと言われる人が無数にいることです。 特にブロガーは正当に営業をして、利益が生じた場合に税金を出す事業者ではありません。サイトを運営するのにかかる費用程度を企業から協賛するなら、税務当局も何も言わないでしょうが、会社員の給料の数倍程度を稼ぐとしたら話は別です。 この辺で質問の答えを出さなければなりませんね。正解はまさに「ブログをビジネスとして運営しない以上、収益を出すことは困難である」です。しかし、資本主義社会では、特にお金で出来ないことはない世界で、収入が少しあるからと事業者登録をするブロガーは探してもあまりいないでしょう。 ■ ポータルサイトのブログシェア ネイバー:66.3% ダウム:22.1% ティーストーリー:3.6% サイワールド:3% イグルーズ:2.8% その他:2.2% ■ カテゴリー別のブログシェア 旅行/宿泊:15.6% ファッション/アパレル:12.7% IT/インターネット:7.9% 子育て/出産:7.3% レシピ/グルメ/食品:6.9% 教育/学校:5.8% 日常/生活:5.1% スポーツ/レジャー/趣味:4.4% 化粧品/美容:3.6% その他:30.6% |