Q.コムタンとソルロンタンの違いは何ですか?同じスープに見えるのですが。

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A.
昔、米国に留学した韓国人留学生のことを思い出します。当時、アメリカ人は肉だけを食べ、他の部位はほとんど捨てていたといいます。留学生は屠畜場や精肉店の近所をうろつき、捨てられた尾骨などを拾っては煮て食べたといいます。今もそうですが「コリコムタン」は結構まともな食べ物に属します。留学生としては拾い物をしたわけですが、一日中尾骨を煮込んだスープを食べていたからか、のちには臭いを嗅いだだけでも吐くほどまでになったといいます。数年の間そのような生活をしてからソウルに戻ってきたのですが、知人の一人が彼を「おいしいコリコムタンの店がある」と誘ってくれたけれど、ついて行かないわけにもいかず困り果てたそうです。

当時を思い出す人にコムタンとソルロンタンの違いを尋ねると、何人かは「どちらもクッパじゃないのか?」と答えるかもしれません。確かに、肉や骨を煮込んだスープにご飯を入れて食べるのでクッパではあります。コムタンの店に来ているのか、ソルロンタンの店に来ているのかあまり深く考えず、単においしい、キムチひとつでもおいしい店を求め歩きます。コムタン自体にも牛骨を長時間じっくり煮込んだ「サゴルコムタン」、牛肉に内臓を加えた「ヤンコムタン(ネジャンコムタン)」、牛の頭部(ソモリ)の肉を長時間煮込んだ「ソモリコムタン」、牛のテールを煮込んだ「コリコムタン」、牛の膝蓋骨とそのまわりの肉を煮こんだ「トガニタン」に分けられるので、ソルロンタンもコムタンのひとつに分類してもよさそうですね。実際にコムタンとソルロンタンを区別せず、両方あわせて「コムグク」と呼ぶ地方もあります。

つまりどういうことかと言うと、実はソウルの人もよく分からないということです。まあ、大体のアメリカ人より英文法に秀でた韓国人学生が多いくらいですから、もしかすると逆に外国人がコムタンとソルロンタンのスープの違いを感で区別するかもしれませんね。

もちろん、コムタンとソルロンタンをつくる方法に違いはあります。しかし、入る材料が違うだけで、スープをつくる方法は同じと見て間違いありません。ただし、肉や骨を煮込む時間が短ければ、同じ肉のスープでもコムタンやソルロンタンにはならず、家で簡単に作って食べる平凡な肉のスープになるでしょう。
  • Lim, Chul/写真=Photopark.com
  • 入力 1900-01-01 00:00:00

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