Q.韓国で歴代最高の視聴率を記録したドラマは何ですか?(上)

답변게시판
A. 放送局は視聴率で生計を立てていると聞きます。いくら作品性が良くても、視聴率が低いのであればダメだということです。人々が見向きもしないのに、広告主が好むわけがないですからね。

だから、放送局の​​ドラマ制作陣は視聴率の保証小切手として認識された作家を追いかけて作品を頼みこみ、人気俳優に交渉するために途方もない労力を傾けます。おかげで作家と人気俳優はハリウッドスターに劣らない待遇を受けることになります。一方、端役の俳優は指でもしゃぶらないといけない境遇に転落します。

トップクラスの俳優と端役の俳優、破格の年俸を要求するスポーツスターと、チームからいつ追い出されるかと戦々恐々する代替専門の選手、芸能界やスポーツの世界は、まさにこの時代の資本主義の象徴に見えます。視聴率はテレビドラマの資本主義を点火させる花火です。

視聴率が低いと、広告主の圧力でストーリーが途中で変更されたり、早期に放映終了する悲運を迎えます。24部作で予定されたドラマが16話も満たさずに終わるということです。作品性なんかは質屋に入れてしまわないといけないようですね。

一方、マクチャンドラマだと悪口を言われてでも視聴率が高ければ、万事OKです。出生の秘密、交通事故による記憶喪失など、陳腐な話に無理やり割り込ませたエピソードでリアリティが半減しても、結果が気になって仕方のないマクチャンドラマはある程度の視聴率が保障されています。

2013年に放映されたKBS2ドラマ『王家の家族たち』が陳腐なマクチャンドラマだと悪口を言われながらも最高視聴率が47.3%に達した点も似たような理由からしょう。

次に、どの程度の視聴率が出なければ人気のあるドラマという評価を聞くことができるのでしょうか。

ケーブル放送とIPTVが誕生してから、事情は大幅に変わりました。かつては視聴率が50%を超えるドラマも少なくなかったため、放送局関係者やスポンサーの期待値も高かったことでしょう。

視聴率調査機関ニールセンメディアリサーチが1992年から2004年までの12年間のドラマを調査した結果を見ると、50%を超えた作品が、なんと24本もあります。(リスト参照)韓国でテレビを見る視聴者は、その時間帯に同じドラマを見ながら手に汗握ったと言うことになります。

米国や中国、おそらく日本でもドラマを制作する人々にとっては、夢にも見る視聴率であるはずです。知る限りでは、日本では1983年の同名小説を原作にして制作された『積木くずし』が最も視聴率が高かったそうですが、本当ですか。平均の視聴率では、木村拓哉が熱演したヒーローが34.3%で最高だったそうですね。

とにかくその時代には、韓国ではその程度の視聴率では「大ヒット」という言葉を決して聞くことができなかったことでしょう。趣味やエンターテイメントの種類が多様ではなく、楽しむ時間もなかったため、余暇にすることといえば夕食を終えた後に家族みんなでテレビの前に座ることくらいしかなく、人気のドラマは自然と高い視聴率を記録しました。さらに、チャンネル数も少なかったはずですから、競合他社させ勝つことができれば視聴率を高めることはそれほど難しくもなかったことでしょう。

最近では、韓国でも期待値が非常に低くなった方です。成功基準が一旦10%台に引き下げられ、20%を超えるとヒット作、30%を超えると大ヒットを打った作品としての評価を受けます。実際、2011年チャ・スンウォンとコン・ヒョジンが出演したMBCドラマ『最高の愛』が爆発的な人気を集めましたが、最高視聴率は21%に過ぎませんでした。

SBSの『星から来たあなた』とMBCの『奇皇后』以来、視聴率が20%を越える作品を探すのが難しい状況です。

次回、「韓国の歴代最高の視聴率を記録したドラマは何ですか?(中)」では高い視聴率を誇ったドラマ6本を紹介します。

☞ 韓国で視聴率を調査する機関は、AGBニールセンメディアリサーチとTNmSの二つがあります。面白いことに、両方とも外資系企業ですね。2010年にAGBニールセンがTNmSが視聴率を操作していると訴訟を起こしたことがあります。1990年から調査対象に選定された家のテレビにピープルメーターと呼ばれる視聴率分析機器を設置して、統計を出しています。視聴率の標本世帯はTNmSが全国16の市道の4270世帯で、AGBニールセンが全国13地域の2550世帯です。


  • Lim, Chul
  • 入力 2015-06-11 09:00:00

Copyright O2CNI All rights reserved.

目錄


      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア