Q.韓国で歴代最高の視聴率を記録したドラマは何ですか?(下)

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A. (※この記事は「韓国で歴代最高の視聴率を記録したドラマは何ですか?(中)」の続きです。)

韓国には視聴率を「保証する小切手」と言われている芸能人が何人かいます。

韓国代表が登場するサッカーや、野球、キム・ヨナの五輪も人々をテレビの前に座らせておくのに最適ですが、このようなスポーツイベントは年に数回しかないため、ドラマや芸能番組の視聴率を保証する人がいるなら放送局が「三顧の礼」をして迎えに行くことでしょう。当然、そのような俳優やMCはギャラが天井知らずで高いというものです。

芸能界ではかつてユ・ジェソクとカン・ホドンが視聴率を保障するという評価を聞いていましたが、最近では、世​​相が少し変わったようです。税金問題でしばらく自粛してから復帰したカン・ホドンがSBSの『スターキング』以外の司会進行を引き受けた番組は苦労し、特別にMCの必要がない『パパ、どこ行くの?』、『本物の男』、『ソルジョン』、『非頂上会談』などの新しい企画が人気を集め、特定の人ではなく、作品性に視聴者が反応を示す様子です。

それでも保証小切手の威力は相変わらずです。『太陽を抱いた月』で人気を集めたキム・スヒョンが再びドラマに出演することを発表したとたん、すでに世間から注目が集まっています。以前、チェ・スジョン、コ・ヒョンジョン、ペ・ヨンジュン、チェ・シラ、キム・ヒソン、リュ・シウォン、ソン・ヘギョ、イ・ビョンホンと亡くなったチェ・ジンシルなどが視聴率を引き上げる演技者としての評価を受けました。ここにチェ・ジウも欠かせませんね。

2009年以来、新しい視聴率の帝王として指名されているのは、イ・スンギ、ユン・シユン、イ・ミンホと先に紹介したキム・スヒョンなどが挙げられます。視聴率の女王と呼ぶにふさわしい女優が新たに登場していないことが、ちょっと惜しいところです。

それでは、歴代の高視聴率ドラマに出演していた、視聴率保証小切手の俳優たちを紹介しましょう。

▶ チェ・スジョン(崔秀宗、1962.12.18)

事業をしていた父親が詐欺にあって倒産し、その衝撃から他界した後、生業のために片っ端から仕事をしていたときに芸能界と縁を結んだ。家庭教師をしていた女子高生の父親がちょうどKBSの芸能局局長であり、チェ・スジョンの外観に目を付けていた彼は、俳優をしてみろと勧め、1987年に『愛が花咲く木』でデビューすることになる。

ドラマの放映初期には助演にとどまっていたチェ・スジョンは後半にはほとんど主役になってしまい、青春スターとして名をはせることになる。若々しい青年役で人気を得て、『息子と娘』に出演し、息子に偏向的な愛情を注ぐ母親とこれにより犠牲となる姉の間で悩む若者の役を消化して演技力を立証した。

歴代のテレビ視聴率1位の記録を持っている『初恋』は彼の価値を爆発的に広めた。イ・スンヨン、パク・サンウォン、ペ・ヨンジュン、チェ・ジウなどと一緒に出演したこのドラマで、彼はついには結ばれなかった悲劇的な恋人の姿を演じた。

以来、KBS大河ドラマ『太祖王健』に出演して「時代劇の本座」として認識されることになる。時代劇とは似合わないだろうという世間の評価とは異なり、王健の役をしっかりと演じながら、後に『太陽人 イ・ジェマ ~韓国医学の父~』、『海神』、『大祚栄』など、KBS時代劇の主人公をすべて獲得した。

チェ・スジョンが時代劇にキャスティングされる理由としては、青年期と壮年期の両方を消化することのできる童顔も一役買ったという評価だ。

『嫉妬』(MBC、1992)56.1%
『パイロット』(MBC、1993)46.2%
『息子と娘』(MBC)61.1%
『初恋』(KBS2、1997)65.8%
『風が吹いても』(KBS2、1995)55.8%
『野望の伝説』(KBS2、1998)50.2%
『太祖王建』(KBS1、2000)60.2%

▶ チェ・シラ(蔡時那、1968.6.25)

ロッテガーナチョコレートのCMモデルとして登場し、男子生徒の胸をときめかせながら芸能界と縁を結んだ。青少年ドラマに出演して演技のキャリアを積んだ後、MBCドラマ『黎明の瞳』に出演、体当たりの演技で当代一流スターとして浮上した。以来、『息子と娘』、『パイロット』、『ソウルの月』、『アパート』など次々とヒット作に出演しながら、チェ・ジンシル、キム・ヒエと一緒に1990年代のトロイカを構築する。

少女時代のユリがチェ・シラの若い頃の姿と似ているため、コメディアンのイ・ギョンギュが少女時代のメンバーの中で一番よく覚えていると発言した。

チェ・スジョンと6回呼吸を合わせており、一緒に出演した作品ごとに高い視聴率を得た。1996年に公開されたディズニーアニメ『ノートルダムの鐘』でヒロインのエスメラルダ役を演じ、非の打ちどころのない完璧な演技を見せて、ダビングの実力が優れている芸能人の一人に挙げられている。

人気絶頂だった頃、歌手シン・ソンウとの結婚を発表。結婚を数日後に控えた状態で破談になり話題になったことがある。チェ・シラの財産管理の問題で両家の軋轢があり、縁談が水の泡になったという噂もある。以降、ラジオで出会った歌手キム・テウクと結婚、息子と娘を産んで幸せに暮らしている。

『黎明の瞳』(MBC、1991)58.4%
『パイロット』46.2%
『アパート』(MBC、1995)34.6%
『王と妃』(KBS1.1998)44.3%

▶ チェ・ジンシル(崔眞實、1968.12.24)

1988年、朝鮮王朝500年『閑中錄』でデビューした後、継続的な人気を享受し、国民女優としての地位を確立したが、自殺で人生を終えた悲運の女優だ。生前の人気とまだ若い年齢で自殺した悲劇がマリリンモンローに似ていて、韓国版モンローとしての評価も受ける。

彼女が活動していた時代はチェ・シラ、ハ・ヒラ、キム・ヒエ、イ・スンヨン、シン・エラ、シム・ヘジンなど、1960年代後半に生まれたそうそうたる女優たちがたくさん活躍していたが、1990年代初頭のトップを挙げるとすれば、断然チェ・ジンシルだった。

幼い時、親が離婚した後、弟のチェ・ジニョンと一緒に母親と一緒に暮らした。はとこのチェ・ジェソンとは仲が良く、1994年に同じドラマに出演した。「男性は女性次第です」など、数多くの流行語を作り出し、たくましい「トクスニ」のイメージで幅広い年齢層の支持を受けた。

野球選手チョ・ソンミンと結婚、その後に離婚するとき、子供の名字をチョ(趙)からチェ(崔)に変えて、離婚した女性の子供が母親の名字を名乗ることができるのかという問題が韓国社会のイシューとして浮上したりもした。

頑固に見えるという先入観とは異なり、明るくさっぱりとした性格で友達との交流が好きなリーダーシップを見せ、交際範囲は広かった。特に彼女と仲のいい芸能人を「チェ・ジンシル師団」として結合したりもした。チェ・ジンシル師団の主軸メンバーはイ・ヨンジャ、イ・ソラ、ホン・ジンギョン、キム・ヒソン、オム・ジョンファ、チョン・ソニなどだ。

『嫉妬』(MBC、1992)56.1%
『アパート』34.6%
『星に願いを』(MBC、1997)49.3%
『君、そして僕』(MBC、1997)62.4%
『薔薇と豆もやし』(MBC、1999)44.1%
『バラ色の人生』(KBS2、2005)41.1%

▶ コ・ヒョンジョン(高賢廷、1971.3.2)

1989年のミス・コリア「善」(2位)だ。 KBS『ナツメの木に愛がなる家』で田舎娘の役を演じる。

以後、『別れ』SBSドラマ『恐れない愛』、MBC『お母さんの海』で演技力の検証を受けた後、『砂時計』で当代最高の女優となった。

しかし、『砂時計』放映終了と同時に、新世界グループの副会長であるチョン・ヨンジンと結婚を発表し、引退を宣言した。コ・ヒョンジョンの結婚は1995年に韓国芸能界最高の​​ニュースだった。男の子ひとり、女の子ひとりを生んで幸せそうな結婚生活を送るように見えたが、平坦ではなかったのか、2003年11月に離婚することになる。

結婚後の大変だった時期に美容室でコ・ヒョンジョンと会ったイ・ミスクは「言いたいことは言いながら暮らしているのか。気後れせずに生きなきゃだめよ」という言葉を残して去ったという。コ・ヒョンジョンが離婚した後、苦悩を打ち明けたところ、ユン・ヨジョンは「私たちの時代は、女性にとって離婚は緋文字だった。離婚した女性がテレビに出ると国民の情緒に良くないとか言ったりして、だから放送局でも離婚した女性は、放送に出ないようにしていた時代だったのよ、あなた」と慰労した。

離婚後、冗談で結婚しようという言葉を投げかけることで有名になったが、彼女のプロポーズを受けた俳優の中にはチョ・インソン、チョン・ジョンミョン、キム・ナムギルのほか、コメディアンのキム・ジェドンも含まれている。

復帰作は日本のドラマ『星の金貨』を脚色したSBSの『春の日』。この作品でコ・ヒョンジョンは、失語症になった主人公の役を完璧に消化した。以後、MBCの時代劇『善徳女王』で希代の妖婦であるミシル役を演じ、莫大なカリスマを披露した。

非常に劣悪だった撮影環境の改善を求めたり、8話分のギャラのない延長撮影に同意して、『善徳女王』の製作陣全員に1千万ウォン相当のニンテンドーDSをプレゼントするなど、太っ腹な気質も持ち合わせている。

『花よりおじいさん』で活躍するイ・スンジェは、ハリウッドに今すぐ進出しても良い演技力を持つ俳優としてキム・ミョンミン、キム・ヒエ、コ・ヒョンジョンを挙げた。

『お母さんの海』(MBC、1993)51.6%
『砂時計』(SBS、1995)64.5%
『善徳女王』(MBC、2009)44.9%

▶ キム・ヒソン(金喜善、1976.6.11)

中学生時代「きれいな顔選抜大会」で大賞を受賞した後、雑誌のモデルとしてデビュー。以後、様々な広告にモデルとして出演して芸能界に足を踏み入れた。年齢を20歳だとだまし、メイクや髪の手入れをして、できるだけ年齢が多く見えるようにした後、音楽放送の司会をしたという話だ。

歴代最高の美貌を持っているとされ、1990年代後半、彼女の全盛期はまさに独壇場だった。ライバルであるコ・ヒョンジョンとイ・ミヨンが結婚し、コ・ソヨンとシム・ウナなどは彼女を牽制する程度だったため、キム・ヒソンは彼女が追従していたチェ・ジンシルの後継者となる。

実際、彼女が出演した『風の息子』、『風呂場の男達』、『ウェディングドレス』、『遥か遠い国 -青春の光と影-』、『ミスターQ』、『トマト』、『ひまわり』などは一様にヒット作の仲間入りを果たした。『トマト』が放映された時、男性たちのロマンは白のジーンズに白い自転車に乗ったストレートヘアの女性だった。

一般人はもちろん、芸能人やその界隈で働く人々から「実物が最もきれいな芸能人」1位に選ばれる。写真やテレビうつりが悪いだけで、芸能人の中で最高に選ばれるという。中国でも「韓国で一番の美女」として紹介され、絶大な人気を集めており、中国を訪問中にクリントン大統領なみの国賓待遇を受けた。

1990年代後半、「キム・ヒソン」という名前をつけて作成されたバラエティ番組が2年連続で製作されるほどの人気を享受した。このような人気を得る女優はまだ出てきていない状態だ。一時はハン・イェスルとキム・テヒがポストキム・ヒソンとして取り上げられたが、巷ではキム・ヒソンの人気を再現する女優は出てこないだろうという懐疑論も存在​​する。

『世界の果てまで』(MBC、1998)30.6%
『ウェディングドレス』(KBS2、1997)32.5%
『プロポーズ』(KBS2、1997)35.6%
『ミスターQ』(SBS、1998)45.3%
『遠い足』(KBS2、1996)47.2%
『トマト』(SBS、1999)52.7%
  • Lim, Chul
  • 入力 2015-06-15 09:00:00

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