Q.韓国にもコンビニが多いですが、皆さん何を買うのでしょうか。(下)

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A. ※この記事は「韓国にもコンビニが多いですが、皆さん何を買うのでしょうか。(下)」の続きです。

韓国のコンビニの中で店舗が最も多いCUはポグァングループの系列会社であるBGFリテールのブランドです。CUの売上構成比を見れば、韓国人がコンビニで何を買っているのか知ることができます。

2011年から2014年まで、同社の売上高構成比をみると若干の違いはあるものの、雑貨と酒類の割合が16%程度、お弁当を含む食品が50%、たばこが34%程度です。昨年はたばこの売り上げが急に増えました。たばこの販売量が増加したというよりは、たばこの値段が上がったからです。

ほとんどのコンビニエンスストアが似たような構成比を示していますが、顧客を釣る商品はコンビニによって少し差があります。特に、病院、学校、軍隊など、少し風変わりなところにあるコンビニエンスストアで扱っている商品のなかには、一風変わったものが多いですよね。

おそらく日本のコンビニも同じでしょうが、コンビニが顧客に提供しているものは商品だけではありません。各種の公共料金の支払い、携帯電話の充電、荷物の保管、宅配便発送等、様々な付帯サービスも提供しています。

付帯サービスが可能となった理由のひとつは、コンビニエンスストアが人が暮らしている町で最も一般的な店舗になったからです。コンビニの数が昨年3万店舗を超えたので、韓国人1700人当りに1店舗の割合となりました。

銀行やガソリンスタンドはもちろん、最も一般的だった薬局よりもはるかに多い数です。人が暮らしているところには必ずコンビニがあるので、役所はもちろん一般の企業もコンビニと提携するようになり、そのおかげで付加サービスの種類も増えました。

コンビニエンスストア協会が発行した「2015年コンビニ業界の動向」では、6位までのコンビニエンスストアブランドが提供する付加サービスの種類が26個と集計されましたが、これは2014年を基準とした数値であるため、これよりもはるかに多いと思われます。

最も一般的なサービスが納付サービスです。全体のコンビニの99%がこのサービスを実施するため、電気料金はもちろん、携帯電話や固定電話の料金、保険料、新聞の代金、ケーブルテレビの料金を出しに遠くまで行く必要なく、近くのコンビニで解決することができます。税金も同じです。

現金が必要な時もコンビニを探せばあります。 ATM(現金自動預け払い機)が設置されたコンビニエンスストアの割合は83%に上り、銀行が見つからない場合には役立ちます。以前には銀行以外の場所でATMが多く設置されたところは地下鉄の駅でしたが、最近は見つけることができません。やはり、店員が常にいるコンビニエンスストアが利用する人にとっても安心できるからでしょう。

宅配便や交通カードのチャージ、サイバーマネーの購入、モバイルクーポンの購入、携帯電話の充電も90%以上のコンビニエンスストアが扱うサービスに属しています。

少しまれにスポーツ競技のチケットを販売したり、高速道路通行権のハイパスカードのチャージサービスをする店もあり、2~3店舗では花の配達サービスも利用できます。

極めてまれに異色のサービスを提供しているところもありますよね。ソウル小公洞のセブンイレブンには、オンラインモールで注文した商品を取り出すロッカーがあります。セブンイレブンは、オンラインショッピングと連携したピックアップロッカーのサービスを主な大都市中心部の店舗に拡大する予定ですが、ロッテ百貨店の商品のみというのが少し弱点ではあります。

昨年からCUが始めたサービスの中には、パブリック・クラウド(Public Cloud)のサービスがあります。自宅や職場で作業していたドキュメントをネイバーやダウムなどに置いておいて、CU店舗でダウンロードして使用できるようにしたサービスです。

CUの漢南洞店舗では顧客の荷物を預かってくれたりもします。梨泰院一帯の観光客が重い荷物を持ち歩くことに配慮して作ったサービスですが、最近は夜遅い時間にクラブを利用しようとする客がスーツケースを預けたりもするそうです。荷物を預ける費用は、サイズによって差がありますが、3時間あたり2000~4000ウォンだそうです。

梨泰院には、喫煙が可能なコンビニエンスストアもあります。5坪ほどの喫煙室はガラスで区切られていますが、テーブルと椅子が設置されている快適な空間です。コンビニは食堂やカフェとは異なり、喫煙禁止と関連した法の適用を受けないため可能なことなのですが、最近のように寒い冬には愛煙家たちに感謝される場所ではないでしょうか。

最後に、トクソン女子大の学生会館の中にあるコンビニエンスストアをご紹介します。この店は販売スペースよりも、顧客が利用するスペースがはるかに広くデザインされています。小さな集まりを持てるテーブルがあってホワイトボードまで設置されたスタディゾーン、女子学生たちが化粧を直すパウダーゾーン、着替えることのできるフィッティングルームまで備えています。このような店舗もコンビニに属するのでしょうか。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-02-02 00:00:00

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