Q.韓国で芸能人の悪口をネットに書き込んで告訴された人は、その後どうなりますか。(4)

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A. ※この記事は「韓国で芸能人の悪口をネットに書き込んで告訴された人は、その後どうなりますか。(3)」の続きです。

たとえネットに書き込まれたものが悪口であったとしても大切なものだと誹謗中傷にいちいち返信をするNORAZOのように、精神的な武装が厚い​芸能人もいますが、これは簡単なことではありません。自分に向かって書かれた悪口が頭の中に刺さった棘のように抜けなくて、うつ病に苦しむ人が多いのが事実です。

特に離婚や暴力などと絡んで心身が疲れた状態にいる人がそのような書き込みに接するなら、その傷を掘り起こして、火で燃やすような苦痛を与える形になるでしょう。結局、心の弱い芸能人は極端な選択をすることになります。悪質な書き込みが直接の原因と言うことはできなくとも、悪質な書き込みに耐え切れずに自殺を選んだ芸能人が6人もいます。

チェ・ジンシルと親しく過ごしたコメディアンのチョン・ソニの夫、俳優アン・ジェファンが住宅街に止められた車両の中で冷たい遺体で発見されたのが2008年9月8日。車両の中には練炭2個を燃やした跡や遺書が発見されましたが、最初に遺体を発見した近所の住民は、車両が2~3週間、同じ場所に駐車されていたと伝えました。

警察は調査の結果、映画を作るためにヤミ金融を利用したものの、借金督促に悩まされたあまり、自殺を選んだようだと結論を下しました。アン・ジェファンの親族は、チョン・ソニに非難を浴びせながら自殺を受け入れませんでした。アン・ジェファンが自殺を選択する前に、彼らカップルはチョン・ソニのラジオでの発言により、悪質な書き込みにとても苦しでいたのです。

チョン・ソニは、その年の5月、自分が進行していたMBC FM『正午の希望曲』の放送中に自転車を盗まれたというリスナーの話を紹介しながら「そういったものを頻繁に転売する方は…。それは、私たちがいくら狂牛病だ何だと言って愛国心を燃やしながら、ロウソク集会をしても、このような些細なこと、環境汚染だったり、マンホールの蓋を取って行ったり、これは実は良心の呵責を感じるべき犯罪です」という発言をしたことから騒動に巻き込まれました。チョン・ソニだけでなく、アン・ジェファンも悪質な書き込み攻勢に苦しめられました。

チョン・ソニは、この発言により『正午の希望曲』はもちろん、出演していたテレビ番組からも降板し、彼ら夫婦が直接投資したことで知られたメイキャップ化粧品「セネリン」のホームショッピング放送も無期限保留されました。アン・ジェファンが借金を背負った状態で収入源が切断されたため、苦しみがさらに加重されたことでしょう。おそらくアン・ジェファンの姉をはじめとする親族は、この部分を問題視して、チョン・ソニを苦しめたようにも感じます。

アン・ジェファンとチョン・ソニは『正午の希望曲』で頻繁に出会ったことが縁になって結婚までしましたが、最終的にはこの番組が不幸の端緒となったわけです。

アン・ジェファンの死は、チェ・ジンシルへつながります。20歳、1988年に化粧品モデルとしてデビューして20年間「万人の恋人」として人気を博したチェ・ジンシルは、実は20年間、虚偽の事実の流布に悩まされました。

国民女優の座にあったチェ・ジンシルの20年の歳月は、イエロー・ジャーナリズムにすべてが露出していた時期でもありました。

交通事故、火災、ストーカーに拉致未遂を2回も経験した彼女でしたが、彼女の周りを幽霊のよう漂ったのは虚偽の事実でした。チェ・ジンシルのマネージャーだったペ・ビョンスが解雇された部下に報復的に殺された後、ペ・ビョンスが生前に撮っておいたチェ・ジンシルのセックスビデオがあって、チェ・ジンシルがぺ・ビョンス殺害の教唆犯だという主張が絶えず提起されました。

日本の読売ジャイアンツでも活動していた野球選手チョ・ソンミンと結婚して1男1女を産みましたが、結婚生活は破局を迎えてしまいました。不倫したチョ・ソンミンは、チェ・ジンシルが有責配偶者だという中傷を日常的に行い、最終的には虚偽事実であることが明らかになりましたが、離婚法廷に立った3年間にチェ・ジンシルはネット上に書き込まれた無数の悪口により地獄に落ちる気分を味わわなければなりませんでした。

彼女を絶望状態に追いやったのは、アン・ジェファンの死の背後にはヤミ金融業者のチェ・ジンシルがいたという噂でした。チェ・ジンシルの母親まで登場させて精巧に飾られた話により、口にできないような悪口が飛び交いました。チェ・ジンシルは、インターネットに注がれた誹謗中傷をすべて読んで、泣いては失神することを繰り返したそうです。チェ・ジンシルは黄色いマスコミと悪質な書き込みをこれ以上もう気にしなくても良い世界を選びましたが、気の狂ったひとたちは死後も彼女を苦しめる行為をやめません。

離婚した夫チョ・ソンミンは、彼女が残した遺産を狙い、墓地詐欺にも当ました。チェ・ジンシルの墓所が毀損されて遺骨が盗まれる事件さえ起きたのですが、犯人は「夢にチェ・ジンシルが現れて苦しいから私を取り出してくれと言ったため、その通りにしただけ」と妄言を吐きました。

セクシーなイメージをアピールしていた歌手ユニが20カ月ぶりに3枚目のアルバムを出して活動を再開しようとしたところ、ミュージックビデオを撮る前日に首をつりこの世を去り、スポーツ放送でアナウンサーとして活動していたソン・ジソンは若い野球選手に遊ばれて19階のマンションから飛び降り自殺をしました。

ゲイという事実を明らかにして悪質な書き込みに苦しんだモデルのキム・ジフはミニホームページに「人生は風のようだ」という文を残して、一生を終えました。映画の中でチェ・ジンシルの子役として出演したうえに、外見も似ていて「リトルチェ・ジンシル」と呼ばれたチョン・ダビンの死も残念極まりないものでした。

2003年MBCドラマ『屋根部屋のネコ』に出演して人気を集めたチョン・ダビンは2007年、恋人の家のトイレでタオルで首をつり、遺体で発見されましたが、彼女の死の背景にも例外なく悪質な書き込みが関わっていました。

もちろん「君はむしろ死んだ方がいい」という、ひどい悪口をコメントとして書き込むからと殺害の意図を含んでいるとすることはできません。しかし、うつ病に苦しんでいて、演技や歌が思ったようにできずに、自分も悲しいのに非難が殺到すれば耐えられなくなります。悪口を書き込む人は相手のこのような境遇を全く考慮していません。考慮しようとする心が少しでもあれば悪口を書き込んだりもしないことでしょう。

コメディアンのキム・ヒョンウンは、交通事故で大手術を受けて病床で過ごしながら「私は生きたい」という言葉を残して、心臓発作で死亡しましたが、死と死闘を繰り広げる瞬間にも悪質なネットユーザーはキーボードを叩いていました。

誹謗中傷の犠牲になった芸能人は数えられないほど多くいます。芸能人ではありませんが韓国の代表的なバッターだと自他が公認する野球選手のパク・ビョンホも悪質な書き込みに疲弊してしまいました。

純粋なことで知られているパク・ビョンホは「パクビョンシン」という悪口を言われながらも「もっと努力しろ」というファンたちの非難を感謝で受け入れていまいsたが、ネイバーで活動するネットユーザーの粘り強い挑発には耐えられず、「捕まえてください」という心境を打ち明けました。
  • Lim, Chul
  • 入力 2016-02-22 00:00:00

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