A. | ※この記事は「韓国で活躍する外国人の芸能人について教えてください。(1) 外国人タレント第一世代編」の続きです。 2001年に放映されたMBCのドラマ『わが家』は、韓国のテレビドラマの歴史に残る記念碑的な作品です。視聴率が高かったとか、そんなことではありません。 日本の俳優が韓国のお茶の間に登場した最初の作品だからです。主人公はユミン(笛木優子、ふえきゆうこ)です。彼女を羨望する多くの男性たちに簡単に心を開かない高慢な彫塑科の女子学生。実は聴覚障害者だった、という役です。 ユミンはセリフを一言も言わずにトップスター隊列に並びました。彼女の前では「抗日精神」は雪が溶けるように消えてしまったのです。第二次世界大戦が終わって半世紀が過ぎた中で、日韓友好の最も強力な武器と評した人もいました。 日本で俳優として活動していたユミンが韓国行きを決心したのは映画『8月のクリスマス』を見てからだったそうです。韓国について知りたくて、とにかくソウル行きの飛行機に乗ったそうです。 川端康成の原作小説をリメイクした小説をもとに作られた作品で、撮影技術やストーリーは特段秀でたところがないというのが映画界の評でした。ところが、時間がたってからこの作品が韓国に輸入されました。上半身露出とベッドシーンなどの扇情的なシーンが出てくるからです。 映画の輸入会社は興行のために、この点を広く広報しました。ユミンの所属事務所は激怒しましたが、すでに撮影した作品でしたから、どうしようもありませんでした。一部のチラシでは「ユミンがポルノ撮影」というあり得ないタイトルが付けられ、ユミンがインタビューをしながら泣いたりもしました。 ユミンの韓国語の実力がもう少し優れていれば、このような不快なエピソードは、すぐに忘れ去られてトップスターの座をしっかりと守っていたことでしょう。しかし、残念ながら彼女の韓国語の実力は非常に、非常にゆっくりと伸び、彼女が引き受ける役には限界がありました。 日本でファッションモデルをしていた大谷亮平は、2006年に放映されたMBCシチュエーションコメディ『ソウルメイト』に完全な日本人役として出演しました。以来、主に日本人役を引き受けてきましたが、2009年にKBSドラマ『ボクヒお姉さん』で端役ではありますが、韓国人として登場します。
それでも今年、KBS2のバラエティ番組『ホドンの芸・体・能』のバレーボール編に合流して、アマチュアのバレーボール選手として活躍していた時代の実力を誇りました。 最近、韓国の男性に最も人気の高い日本の芸能人は藤井美菜かもしれませんね。 藤井美菜は、2012年、KARAのカン・ジヨンが出演した日本のドラマ『恋するメゾン。~Rainbow Rose~』に出演したことをきっかけに、その年のチャネルAドラマ『パンダさんとハリネズミ』、SBSドラマ『ドラマの帝王』に出演しました。 2013年1月SBSのトーク番組『強心臓』に出演し、本格的に韓国で活動したいような気持ちを表現しました。『強心臓』に固定出演を希望したようでしたが、残念ながらこの番組は間もなくテレビから消えてしまいました。 MBC『私たち結婚しました』にFTISLANDのメンバーイ・ホンギ(李弘基)と仮想カップルとして出演し、その後、富川国際ファンタスティック映画祭の広報大使に選ばれました。外国人としては初めてのことです。 バラエティ番組ではH.O.Tのムン・ヒジュンとキスもしました。紙を口で移動させるゲームをしているときに、誤って唇が触れたというアクシデントだったのですが、誰がミスをしたのかは、本人たちだけが知っていることでしょう。 この放送への出演をきっかけに韓国活動を続け、2015年11月にはKBS2のトーク番組『ハッピートゥギャザー』のメインゲストとして出演しました。この回には藤田小百合も一緒に出演していました。
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