A. | 窮地に追い込まれた朴槿恵(パク・クネ)大統領の弁護を引き受けたユ・ヨンハ弁護士は、「大統領である前に、女性としての私生活があるという点も考慮してほしい」と話しました。 ユ弁護士の発言に女性団体は怒っています。朴槿恵大統領の軽率な国政運営で国全体が覆された状態から出たこの発言は、性差別的だという批判を受けました。 ユ弁護士の発言に弾みを受けたかのように、ろうそく集会にも微弱ながら女性を卑下するスローガンが目立ちもしました。miss朴(未婚の朴槿恵大統領がミス< 失敗 >が上手いと皮肉る言葉)から、江南おばさん、ソングェ(整形怪物)、「めん鶏が鳴けば家が滅びる」というプラカードも登場しました。 朴槿恵大統領の女性性を強調した言葉を、ユ・ヨンハ弁護士が最初に言ったのでもありません。セウォル号惨事が起きた時、7時間のあいまいな朴大統領の行跡についてキム・ギチュン前青瓦台秘書室長も、「女性大統領だから(整形手術の有無などを)正直に尋ねることができなかった」と言いました。 朴大統領の7時間は、ろうそくの政局を熱するキーワードのうちの1つです。明らかに真実は存在するはずなのに、一般人にはいまだにミステリーとして残っている時間です。青瓦台に持ち込まれたことで知られている各種注射剤が7時間と繋がっているからでもあります。 写真は注射の効果を示しています。青瓦台に持ち込まれたことで知られている注射は、胎盤注射、白玉注射、ニンニク注射、シンデレラ注射、甘草注射などです。このような注射は、権威のある医師たちはほとんど処方しないものです。金儲けに血眼になった医師が商売目的できれいになると宣伝する注射です。 このほかに、類似プロポフォールである全身麻酔誘導剤のエトミデート・リプロ、ボトックスやフィラーなどの整形手術をする時に使われる麻酔クリームのエムラ、そして驚くべきことに勃起促進剤のバイアグラが含まれています。バイアグラは、高山病の予防や治療目的で準備したといいますが、医療関係者たちは疑いの目を収めません。青瓦台に持ち込まれた注射剤や薬が少し怪しいため、あらゆる種類の推測が飛び交っています。 青瓦台は2015年4月、11月、12月の3回にわたり50個ずつ全150個を買い入れたとされています。市販で胎盤注射を1回打つのにかかる費用は2万~5万ウォンで、病院・医院ごとに若干の違いがあります。これを2~3日間隔で計8回打つことを勧めるため、全体費用を計算すれば20万~40万ウォンほどかかることになります。 ニンニク注射の価格は、1回打つのに5万~10万ウォン、1回打つだけでは効果をなかなか得られず、2回または3回打ってこそ効能を体験することができているといわれています。 ニンニク注射とは違って、甘草注射は甘草が主成分です。グリシリジンという成分なのですが、許可された内容を見ると、肝機能の改善、アレルギー性湿疹などの皮膚疾患の治療に効果があるそうです。 一部の病気・医院では、「補薬も注射で打つ時代」だということに基づいて、皮膚の美容に卓越していると広告をしています。しかし、ほとんどの医療従事者は、甘草がアトピーなどの乾癬皮膚疾患に効果があるという研究結果はあるものの、「まだ皮膚美容まで効能があるのかは証明されていない誇大広告」だと考えます。甘草注射の価格も病院・医院ごとに差があり、5万~10万ウォンほどです。 白玉注射は、歌手ビヨンセがこの注射を打って肌が白くなったという噂が流れながら「ビヨンセ注射」と呼ばれたりもしました。グルタチオンという成分が、メラニン色素を抑制して美白効果を見せてくれるといいます。 シンデレラ注射は、アルファリポ酸という物質を体に入れて内臓の脂肪を減らすと芸能人や主婦たちの間で噂になった注射です。シンデレラ注射を打つのにかかる費用は1回3万ウォンです。 もしかしたら、本当に信じたくはありませんが、本当にもしかしたら金稼ぎに血眼になった一部の医療関係者が、青瓦台に注射薬が持ち込まれた事実に歓呼しているかも知れません。スキャンダルは別問題で、大統領が注射を打ってきれいになり、効能が立証されたではないかと宣伝するネタが生まれたからです。 しかし、これらの注射をむやみに打って大変なことになる可能性があります。50代の主婦は、ニンニク注射を打って高熱で顔がほてり、治まらないという恐ろしい経験をしました。白玉注射を誤って使用して顔の特定部位だけが白くなり、モンスターのような白斑症ができる可能性もあります。 |