Q.物怪(ムルゲ)以外に朝鮮時代に発生したミステリー事件はありますか?

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A. 朝鮮の第5代王文宗(ムンジョン)の死因、第22代王正祖(チョンジョ)の父親である思悼世子(サドセジャ)の死、仁祖(インジョ)の長男である昭顕世子(ソヒョンセジャ) の疑問死など王室と関連して未だに解決されていない事件が多いです。

しかし物怪のような超自然的現象に関するミステリーはあまりないです。

朝鮮時代の支配層が信奉した儒学は、宗教よりも哲学や科学に近いです。民間では依然として怨魂の恐怖に震え支配層も祖先に礼を尽くして祭祀を行いましたが、祖先崇拝とは程遠いものでした。

先ほど紹介した物怪事件も、結局一時的な騒ぎで終わってしまいました。
中宗(チュンジョン)22年、臣下が書いた上疏文を少し覗いてみましょう。

「(前略)殿下は物怪は実在しないことを知り、正しい道理を広めて精密にされ、武略が強くないことを考慮して、軍律を厳しくすることで恐れを与え、聖なる欲求を満たすことを悟らせて清廉潔白を崇めるよう風習を激励してください。そして早く正宮へ帰り、そこに頂上があることを知らせ、時には経史を講論できれば、これ以上の幸せはありません」

朝鮮時代のこのような考え方が、怪獣を近寄れなくさせたのでしょう。
朝鮮時代に登場した怪獣は物怪だけです。

物怪のほかのミステリー事件を挙げると、17世紀初め、光海君(クァンヘグン)が集権し始めたころに現れたUFO(未確認飛行物体)です。

UFOの目撃談は朝鮮王朝実録に記録されています。

官吏たちが驚ぎ過ぎたため、急いで馬に乗っていき王に報告しました。光海1年、1609年8月25日のことです。

江原監司(カンウォンカムサ)の報告はこうです。

その日の午前10時頃、干城郡(カンソングン)に日暈のような形が現れたそうです。太陽の強い日差しが突き刺し四方には雲1つなかったのに、雷の音がして突然現れたと言うのです。この物体は原州(ウォンジュ)、江陵(カンヌン)、春川(チュンチョン)、襄陽(ヤンヤン)で相次いで目撃されました。

形に関する記録は少しずつ違います。干城(カンソン)で日暈のような形、原州(ウォンジュ)では赤い船のような形だと描写され、江陵(カンルン)では上は尖っていて下は大きな円形、春川(チュンチョン)では大きなヒョウタン型、襄陽(ヤンヤン)では洗面器のような丸い形で記録されました。

同日、平安北道(ピョンアンプクト)宣川郡(ソンチョングン)でも、雲さえない晴天だったのに、飼い草のような火の玉が落ちて瞬時に消える場面が目撃されました。火の玉が過ぎ去ったところは空の扉がぱっと開かれて滝のような形だったと記録されています。(朝鮮王朝の実録 光海20冊)

学者は実録に記された物体は、ひとまず流星や彗星ではないと見ています。朝鮮時代にも流星の存在はすでに知られており、実録にも流星が過ぎたという記録は何度も出ています。 流星と初めて見る物体に関する記録が全く違うのでミステリーでしょう。

UFOの出演は物怪と共に朝鮮時代に現われたミステリー事件として残っています。

興味深い事実は1609年に日本でもUFOの目撃談が記録されています。偶然の一致として考えなければならないでしょうか?もしかしたら宇宙人が極東地域を旅行していたと見るべきかもしれません。
  • Lim, Chul
  • 入力 2020-02-25 00:00:00

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