解説 | ハングル:돌고래족 ハングル発音:トルゴレジョク 意味:非常事態の値上がりに備え、大量の買い溜めをする人 解説: 米、小麦粉、食用油、紙くずなど非常事態の値上がりに備え、大量の買い溜めをする人。 大量に買い溜めするという意味の「海量囤积(中国語)」の略語である「海豚(中国語)」が「イルカ」ということから由来した新造語だ。言わば大陸に由来する造語。 長編小説『蟻』で有名なフランスの作家ベルナール・ウェルベル(Bernard Werber)は、2004年に発表した作品『神(Nousles dieux)』で、生命の力をDNAで表現している。 遺伝因子のDNA? それは違う。 Division、Neutralite、Association頭2文字を組み合わせた言葉だ。 ベルナール・ウェルベルが遺伝因子DNAを念頭に置いて作った言葉ではあるはずだ。 Dは分裂と破壊の力でネズミ族がこの力を誇示し、Nは他の人とは無関係に生きる中庸の力だ。 Aは融和と愛の力で他人と共に生きていく土台となるが、この力の種類がトルゴレジョクだ。 トルゴレジョクは協力と愛を美徳として文化芸術を発展させてきたが、残念ながら戦争で群れを結束させようとするネズミ族に敗れて流浪することになる。 少なくともベルナールの小説の中のトルゴレジョクは、自分の利益を得ようとし買い溜めに明け暮れる行為とは関係がないように見える。
イルカが人間と同じような社会を作り、数か月ごとに流行歌も変えて歌う品性を持っていることを勘案しても、買い溜めする人をイルカと呼ぶと、イルカが「疑問の1敗」を喫したようなもどかしさが感じられる。 中国で似たような発音から派生した言葉なので、そう使えるとしても、韓国でトルゴレジョク云々は怪しく聞こえることがある。 |