解説 | ハングル:본방사수 ハングル発音:ポンバンサス 意味:漢字にすると「本放死守」、再放送ではなく、テレビで放送されている番組をリアルタイムで視聴すること、リアタイ 解説:「死守」が少し過激な表現ではあるが、文字通り、死に物狂いで放送が始まったら必ずテレビの前に座って該当の番組を見る行為のことだ。IPTV(インターネットテレビ)の普及率の高い韓国では、本番に放送を見なくても後にVODで番組を見ることができる。 再放送で見たからと誰にも何も言われないが、あえて初めて放映されるときに見なくてはならない。平日に学校や職場が終わった後、放送が始まる前に、家であれ、外出中であれ、テレビがあるところに走って行き事故にあう可能性もあるから、「死守」という表現を使っても過言ではない(?)という少数意見もある。 主に平日に本放送をした後、週末に再放送をする番組によく登場する言葉だが、番組の放送が終わった途端にすぐに再放送を流してくれるケーブルテレビにおいても本放死守がよく登場する。それだけその番組が好きだという意味だろう。 生放送で進行される歌謡番組の場合、現場や放送がされている間に進行されるSMSによる投票でランキングが変わるため、ファンカフェで「本放死守!」を叫んだりもする。 一週後に再放送をしてくれる番組であっても本放死守しなければならない理由がある。再放送の際には重要ではないとされる部分がカットされることもあるうえに、いろいろな事情で再放送もせず、インターネットでのストリーミングすらしない場合がまれにあるからだ。 韓国で、このような理由から本放死守が必要な番組は、おおよそ次のとおりだ。 ▶ KBSクイズ番組『1対100』:2010年5月から再放送がなくなった。(2015年7月から再び再放送を編成) ▶ 『動物の王国』(KBS):英BBC放送などから輸入しているものでVOD再生は不可。再放送もない。 ▶ 『接続!アニメワールド』(SBS):アニメーション著作権の問題でVOD不可。 ▶ 『PD手帳』(MBC):内容に応じて、再放送やVODでの提供がない場合がある。時には本放送ですら死守できない事態も発生する。 ▶ 『それが知りたい』(SBS):出演者の人権保護や出演者の要求によりストリーミングが不可能になったり、一部のコンテンツが全カットされる場合もある。 ▶ 『ハッピータイム』(MBC):一部のエピソードは著作権の問題でVODで提供されない。 ▶ 『ソンケのヤ生中継』(オンゲームネット):スタークラフトのゲームトークショーだが、生放送でのみ見ることができる。22回を最後に放送が終了し、今では見ることもできない。 ▶ 映画、外国のドキュメンタリー:興味のある作品や興味深いトピックであれば、本放送を逃した後、すごく後悔することになる。 |