チヨイン：지여인
| 解説 | ハングル：지여인 ハングル発音：チヨイン 意味：大学卒業者のうち就業するのが難しい3つの条件（地方大学出身< 지방대 출신 >、女性< 여자 >、人文学部生< 인문대생 >）をすべて備えた人。3つの条件の頭文字を取った造語。 解説：「私教育の心配がない世界」という団体があります。 このような団体があるという事実自体が私教育の必要性を雄弁するようで苦々しくあるが、とにかくこの団体で過去2015年に30社の公企業の採用過程を調査した。 調査対象のうち、25社が採用公告に学歴制限を設けていなかった。しかし、入社志願書に学歴と出身学校を書く欄があった。書類審査で自然に目が行くため、名目だけ学歴制限を設けていないだけで、実際にはソウルの有名大学出身者を選好していることが分かる。 事実、地方大学の就職率が首都圏に所在を置く大学より悪い方ではない。2004年の場合、地方の4年制大学の就職率は58.6％で、首都圏大学の54.9％よりも高かった。2011~2013年にも地方大学の就職率は、首都圏大学の56.2％より3.1％高い59.3％を記録した。 しかし、ソウルの大学を切り離すと、事情は異なる。ソウル所在の大学の就職率がはるかに高い。就職の質、いわば大企業や公企業などのいわゆる質の良い職場は、ソウル所在の大学の卒業生が占める。 人文学部出身が就職市場で受ける冷遇はイングロン、ムンソンという単語にも溶けている。 イングロンとは「人文系の90％が遊ぶ」、ムンソンは「文科ので申し訳ありません」という意味だ。 大卒女性の就業率は、OECD（経済協力開発機構）の最下位レベルであるほど、男女差がある。20代はそこそこ似たような傾向だが、30代を超えると格段に差が広がる。食堂の掃除などの雑用は女性が見つけやすいが、適切に自身の能力を発揮する機会を女性が掴むのは容易ではないだろう。 地方大学と女性、人文系という三拍子をすべて備えていても就職に成功したなら、それこそ立志伝を書いたと見るべきだろう。 |
- Lim, Chul
- 入力 2016-12-07 00:00:00
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