解説 | ハングル:믿고 보는 読み方:ミッコボヌン 意味:信じて観る 解説:他に解釈する余地があまりない言葉だ。特定の俳優が出演したドラマや映画、ある監督が演出したり、人気作家が書いた作品は、「面白いだろう」という信頼を持って観るという意味で、「興行保証小切手俳優」と意味が似ている。 「信じて観る」だけに歌手が対象になることはあまりない。ミュージックビデオを観たというのなら返す言葉がないが、それでも歌手は「信じて聴く」には該当しないだろう。 ほかにも「信じて観る」と比較される言葉は多い。政治家に票を投じるときは「信じて選ぶ」になるはずで、部下に仕事を頼むときは、「信じて任せる」になるだろう。 そして「信じて観る」には、若干の問題がある。信じるというところが、あくまで主観的な判断だからだ。人ごとに好きな俳優がそれぞれ違う為に、「信じて観る」俳優を選ぶときにも差が出てしまう。 「その映画にあの俳優が出演しているんだって。すごく面白そう。観に行こうよ 」 「殺陣のシーンがあるらしいけど、上手くできるはずがない。私は微妙だと思うな 」 このように「信じて観る」俳優のせいで友情にヒビが入ることもあるだろう。評論家やファンの厳正な評価のもと「信じて観る」俳優ランキングを決めたとしても、私がそれを信じることができなければ「信じて観る」ことができないのだ。 最近、インターネットで「信じて観る」韓国の男性俳優トップ10が取り上げられた。 1位マ・ドンソク、2位ハ・ジョンウ、3位イ・ビョンホン、4位ファン・ジョンミン、5位ユ・ヘジン/オ・ダルス、6位ソン・ガンホ、7位チャ・スンウォン、8位ユ・アイン、9位チョン・ウソン、10位イ・ジョンジェ。 イケメン俳優より演技派俳優がはるかに多いものの、このようなランク付けに同意しない人も多いだろう。なぜ最近よくみるチョ・ジヌンはいないのか。キム・レウォンがなぜランク外なのか。ハン・ソッキュがトップ10にいない理由は何だ。これらの疑問に答えを持たないのが「信じて観る」ということだ。 3月23日に公開する映画『プリズン』にて主演を務めたキム・レウォンは、しばらく前にインタビューで「信じて観る俳優」という大衆の評価について、「違う」と首を横に振ったという。 つまり「信じて観る俳優」が出演しているからと言ってむやみに観ると怪我をする恐れがあるということだ。 |