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スキー場、一度行って10年老化してやっと正気になる?

  • 会社員のオ・リスク(仮名・27)氏は、前回の冬を思い出しただけで眉をしかめる。チーム員たちと週末を利用してスキー場に遊びに行ったのまではよかったが、肌管理のための準備をひとつもできず、狼狽したということ。ゴーグル跡が鮮明に残ったまま、顔が赤黒く日焼けしたのに続き、吹き出物などのトラブルに、薄かったシミまで目立ってあわられ、肌がそれこそすっかり裏返ってしまった。オ氏はスキー場に一度行ってきた後、数か月の間、肌を回復させるのに神経を使うしかなかった。

    いつもより早く厳しい寒さが訪れたこの冬。スキー場に押し寄せる冬のレジャースポーツ族がめっきり増えた。また、彼らは近づく週末とクリスマス、年末年始など、休日をスキー場で過ごす計画を立て、装備点検に余念がないもの。しかし、とにかく寒い所で長時間楽しむスポーツであるだけに、入念に健康指針も取りまとめるのがよい。スキー場の冷たい風と雪に反射した紫外線は、肌の水分を奪い、肌を日焼けさせ、肌の老化を促す。このため、徹底した肌の保護とトラブル解消が必要だ。それならば、肌も管理しながら、冬のレジャースポーツを楽しめる方法はないだろうか。

    ▶紫外線遮断剤必須=高山地帯に位置したスキー場の場合、乾燥して冷たい風が肌の水分を奪う。肌が極度に乾燥するだけでなく、ひどい場合、小ジワが増えたように見えることもある。また、雪と氷に反射した日光は、顔を黒く焼く。雪により反射した紫外線量は、通常の4倍に達し、高い地帯に登るほど、紫外線量も増加する。このため、冬の時期のスポーツ時、さらに入念な紫外線遮断は必須だ。そうでない場合、肌が乾燥し顔が黒く日焼けするようになる。

    肌に油分が多く分泌される夏の時期に使用していた軽いタイプの製品よりは、厚く塗れて遮断力も高いバームやクリームタイプの、遮断指数がSPF50以上になる紫外線遮断剤を使用するのがよい。また、パウダータイプの紫外線遮断剤を持ち歩き、随時、重ね塗りするのも、肌を紫外線から守るよい方法だ。もちろん、紫外線遮断剤だけで安心はできない。UVコーティングになっているゴーグルと帽子、マスクなどの着用で、肌を最大限保護する方法だ。化粧をする女性は、紫外線遮断剤が含まれたリップスティックやリップグロスなどを塗り、唇も保護するとよい。

    最近では、幼児を同伴した家族単位でスキー場を多く訪れる傾向だ。幼児を連れてスキーを楽しみに行くなら、軟弱な子どもの肌の保護にも神経を使わなければならない。幼児の肌に適した、最小SPF30以上の低刺激性遮断剤を入念に塗り、随時、重ね塗りする。とくに、幼い子どもはゴーグルが不便でよく使わなかったり、頻繁にはずれるので、さらに目の健康と肌の健康に注意を傾けるのがよい。

    スキー場で、肌管理をおろそかにする場合、肌はまたたく間に乾燥し、顔にはゴーグル跡が鮮明に残るほどに日焼けするようになるので、注意しなければならない。

    ▶事後、保湿管理も徹底的に=スキーをした後、顔が乾燥し、とてもつっぱるなら、スチームタオルをする。濡れたタオルを電子レンジに入れてまわすか、ぐつぐつ沸いた湯につけて絞った後、顔にかぶせる。毛穴が開き、肌の中の老廃物が排出され、乾いた肌に水分を効果的に補充することができる。紫外線遮断をおろそかにし、顔がほてるなら、コットンに化粧水をつけ、冷蔵庫で冷たくした後、顔にのせると冷湿布効果がある。

    冷たい牛乳やきゅうりをすりおろして利用してもよい。紫外線遮断のため、メイクアップを濃くした女性の場合、クレンジングに特別に神経を使わなければならない。まず、スチームタオルを利用し、顔の肌を鎮静させた後、専門クレンジング製品を利用し、肌への刺激を最小化する。また、肌を乾燥させるせっけん洗顔を避け、最低2~3日の間は、角質除去剤とスクラブ剤などの使用も避ける。肌がとても敏感な状態であるため、強い刺激を与えないのがよい。目もとと口元など、肌が薄くて軟弱な部位には、水分エッセンス1~2滴と栄養クリームを混ぜて、2分程度やさしくマッサージすると、血液循環に役立つ。

    スキンの後、俗に「顔が裏返った」と表現するほどに、肌トラブルが深刻な場合、無理な自家治療よりは、皮膚科専門医と相談することが望ましい。いざ、このような状態で傷でも負えば、大きな傷跡になることもあるので、むやみな肌スケーリングやマッサージなどは避けるのがよい。皮膚科ではまず、鎮静スキンを顔に塗り、肌トラブルを癒す反面、コラーゲンを投入して肌の免疫能力を高め、水分と栄養、弾力を供給する。その後、肌細胞を再生するベルベットマスクをおこなう。

    スキー場の紫外線で急にシミができたり、もともとあったシミが濃くなった場合には、ソフトレーザーピーリングと、イエローレーザ治療を受けると効果的だ。また、ミネラルが豊富な海草を利用した海草ピーリングと海草スケーリングも、荒れて生気のない肌外層を剥がし、内側のやわらかく若い肌があらわになり、シミなどのくすみはなくし、肌色を均一にしてくれる。

    ▶毛髪損傷・凍傷などに注意=スキー場の冷たい風と乾燥した空気、紫外線は、顔の肌はもちろん、髪にも強い刺激とダメージを与える。スキー場では、必ず毛髪専用の紫外線遮断剤を使用し、スキーをするときは帽子を着用し、紫外線から毛髪の乾燥と日焼けを予防するようにする。

    スキーとボードを楽しんだら、頭皮と毛髪に刺激が少ないシャンプーとコンディショナーを使用し、老廃物をきれいに除去しなければならない。乾燥して冷たい風は、髪の弾力と水分を低下させるので、強力な保湿効果をもったマスクやトリートメントを使用し、保湿管理をするのもよい。

    また、一日中スキーとスノーボードを楽しむと、狭い靴の中に閉じ込められた足や、寒さに露出された耳、鼻、頬、指、足指などが凍傷にかかりやすい。スキー場では、必ず分厚い靴下と手袋、耳栓などを着用し、保温に神経を使う。また、靴下や肌着、防寒服がぬれたり汗で満ちた場合、着替えるのがよい。2~3時間の間隔で休憩室に入って靴を脱ぎ、足指を動かして手で揉み、血液循環がよくなるようにすると、予防に役立つ。

    まず、凍傷にかかったらすぐに雨風と寒さを避けられる所に移動し、濡れた服、靴下、靴などを脱がせ、きれいな布で巻く。重症の場合、すぐに病院に移るようにし、容易でないなら、40度程度の湯に30~40分間浸けて、温かくする。熱すぎる湯は、肌をほぐすどころか、患部をさらに悪化させたりやけどを負う場合があるので注意する。また、凍傷の部位を、とても激しく直接きつく擦りすぎたりマッサージすることは、肌の組織に刺激を与えるので避けなければならない。軽い凍傷でも続けて痒くつらいなら、皮膚科を訪れて治療を受けるようにする。
  • 毎日経済_チャン・ジュヨン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2013-12-11 10:06:12