記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 総合

韓国初上陸「IKEA 光明店」、8600点以上の商品にスウェーデン料理…不慣れな対応で課題も

ショッピングを満喫してスウェーデン料理も楽しんで 

    • < イケアが15日プレスデイを開き、初めて公開された光明店の内部 [イ・スンファン記者] >

    15日、京畿道光明(クァンミョン)市のイケア光明店。コンクリートが広々として灰色がかった建物の中に、強烈な色感が対照的な、家具やインテリア用品が視線を引く。スウェーデンの代表的な食べ物「ショットブッラール」というミートボールから漂う香りは、まるでスウェーデン家庭に来たような錯覚さえ起こし、リビングルームとキッチンや寝室など、家の中の様々な空間を飾ったコンセプトルーム65室と、25平方メートル、35平方メートル、55平方メートル規模のモデルハウス3つはイケアスタイルで充満している。18日の正式オープンを控えて、イケア光明店はこの日、メディアに初めて公開されてベールを脱いだ。

    延べ面積13万1550平方メートルに8600点以上の商品が展示されるイケア光明店は、韓国の家具・生活用品市場に大きなビッグバンを予告している。この日、ここで開かれた記者懇談会で、イケア光明店のセシリア・ヨハンソン店長は、「イケアには様々な趣向と個性・年齢帯の顧客の両方を満足させることができる製品やアイデアがいっぱいで、ホームファニシングに新しい変化を起こすだろう」とした。

    記者が店に入ると、まずイケアのショッピングバッグと鉛筆・巻尺・ショッピングガイドが目に入る。他の流通店とは異なり、製品が陳列された売り場で顧客に商品を提供するのではなく、1階の倉庫から顧客自身が探さなくてはならない、イケアのユニークなショッピングパターンだ。製品に付けられた赤いタグには倉庫内の位置が記されていて、メモは必須だ。一方、黄色のタグがついている製品は、直接受け取ることは難しく、スタッフに問い合わせなければならない。ショッピングを始めると、途中で抜け出すことのできない迷路のようなショッピング動線も、イケアだけの差別化要素だ。売り場の入り口から出発して動線に沿ってショッピングをしてみると、少なくとも2時間以上の「マラソンショッピング」をすることになる。

    スウェーデン料理を味わうことができるイケアレストランもまたひとつの魅力ポイントだ。朝早くイケアを訪れるなら、たった1500ウォンでオーブンで焼いたジャガイモ、ハムとチーズのスライス、ゆで卵にパンを食べることができる。

    イケアが解決すべき課題も少なくない。顧客はレジで長いときは1時間以上待たされたし、総38台のレジが設置されたが、頻繁なシステム障害とまだ業務に不慣れな従業員の未熟な対応で、顧客不満が絶えなかったことだ。この日、イケアに行ってきたキム某氏は「決済処理の時間だけでも1時間ほどかかったうえ、配送を申請する所は窓口が小さく、ショッピング時間よりも待機時間がずっと長かった」と語った。売り場で購入を決定した商品を、1階の倉庫で探すショッピングパターンと、配送や組立サービスのための追加料金を支払わなければならないイケアポリシーに、韓国の消費者がどれだけ迅速に適応するかも宿題だ。
  • 毎日経済_アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-12-15 17:03:13