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現代自動車、中国・滄州市に第4工場着工

    △写真=現代自動車は3日 、中国・河北省の滄州市で、中国第4工場の起工式を行った。チョン・ウィソン現代自動車副会長とジャンジエンドン北京市副市長、チャンジェフイ河北省副省長、シュホイ北京現代自動車社長(左から)が除幕している。 [写真提供=現代自動車]

    現代自動車は世界最大の自動車市場である中国で新工場に着工し、フォルクスワーゲンやGMなどとともに、中国内のトップ3メーカーとしての位相固めに乗り出した。現代自動車は3日、河北省滄州市で年産30万台規模の生産工場の起工式を開き、本格的な工事に入った。現代自動車の中国内第4生産拠点である滄州工場は、192万平方メートルの土地に床面積25万平方メートルで建設される。投資額は約1兆ウォンで、北京現代自動車が負担する。北京現代自動車は、現代自動車と中国の北京自動車の5対5の合弁法人だ。

    河北省は中国政府が推進する京津冀(北京、天津、河北など首都圏の略称)広域開発政策の核心地域として、空港・鉄道・道路などのインフラ建設が活性化し、最近になって新規投資が集中している。京津冀経済圏は年間、域内総生産が1兆ドル(約1100兆ウォン)を超える中国の第3の経済圏として、中国の成長をリードする新成長動力になると予想される。

    この日の起工式には、 鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車副会長をはじめとする現代自動車の関係者と、チャンジェフイ河北省長など中国の地方政府関係者、キム・ジャンス駐中韓国大使などの来賓600人余りが参加した。チョン・ウィソン副会長はあいさつで、「中国の首都圏統合発展戦略にしたがって、新成長動力になる河北省に工場を設立することになり嬉しい」とし、「工場設立をきっかけに、これまで中国の各パートナーと成してきた‘現代速度’と‘現代奇跡’を再び書き直したい」と明らかにした。

    現代自動車は、グローバルブランドの中では河北省に最初の拠点を設けることで、京津冀の経済成長にともなう自動車需要を先取りするものと期待される。

    • < 現代自動車、中国第4工場 >

    現代自動車は、今年の下半期には重慶で第5工場を着工し、中国の中西部に本格進出する。重慶は中国政府の西部内陸大開発政策で、自動車の需要が急増した地域だ。現代自動車の滄州工場着工と重慶工場の建設は、昨年7月に習近平・中国国家主席が訪韓した際に、朴槿惠 (パク・クネ)大統領との首脳会談で議論された後、急流に乗った。自動車業界では、現代自動車が中国第4・5工場の建設に速度を加えることができた原動力として、現政府の経済外交を挙げている。自動車業界の関係者は、「中国の乗用車生産拠点を西部地域に拡大するため、昨年3月に重慶の新規工場建設のための了解覚書(MOU)まで締結したが、中国政府が工場建設を快く思わなかったために協議は事実上、デッドロックに陥った」として、「この時、現政府が乗り出して一気に協議を終えることができた」と語った。

    現代自動車グループは、現代自動車の滄州工場建設と起亜自動車、東風悦達3工場の増設を推進し、来年には現代自動車141万台と起亜自動車89万台の、計230万台の生産能力を確保する計画だ。続けて、重慶工場の建設と滄州工場の増設までを終える2018年には270万台まで拡大される。生産能力基準では中国内3位となった。

    滄州工場はプレス・車体・塗装・擬装ラインはもちろん、エンジン工場まで備えた総合工場で、早ければ来年11月から生産に入る。
  • 毎日経済_滄州=パク・マンウォン特派員/ソウル=ホン・ジョンソン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-04-03 16:09:16