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韓国銀行、今年の経済成長率は0.18%ポイント高まると分析
李柱烈「貨幣リデノミネーションに共感」…韓銀、国政監査で明らかに
- 2013年以来の4回の金利引き下げで、韓国の今年の経済成長率は0.18%ポイント高まると分析された。
韓国銀行は17日に発表した国政監査資料を通じて、2013年から2015年6月までに4回にわたって金利を合計1%ポイント下げることで、2015年の国内総生産(GDP)の成長率が0.18%ポイント上がる効果があると推定した。これは2012年7月から2014年10月まで計4回にわたって金利を1%ポイント下げた効果である2014年の経済成長率0.08%ポイントの2倍を超える水準だ。このような事実は、政策金利の引き下げ効果は成長に及ぼす効果がますます低下しているという韓銀の従来の立場とは相反する内容であり、注目されている。
韓銀は、2014年8月と10月に2回金利を下げたことで2015年の成長率が0.12%ポイント上昇し、2015年3月と6月の2回の金利引き下げで0.06%ポイントが追加上昇すると予想した。
この日、李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は「貨幣リデノミネーションに共感する」と明らかにして注目された。リデノミネーションは、例えば1000ウォンを1ウォンに変えて使用する場合に貨幣価値に変動は無いが単位が変わり、貨幣の額面は大幅に減る。
イ・ジュヨル総裁は17日に開かれた韓国銀行の国政監査で、柳性杰(リュ・ソンゴル)セヌリ党議員が、「わが国の貨幣単位が兆を越えて京に向かう状況で、リデノミネーションが必要だと考えないのか」という質問に対してこのように答えたものだ。イ・ジュヨル総裁はまた、通貨政策の目的条項に雇用を入れる韓銀法改正案に対して、「趣旨は理解するが限界もあるので、多くの議論があることを期待している」と明らかにして、否定的な立場を表明した。現在、鄭熙秀(チョン・ヒス)セヌリ党議員は韓銀の目的条項に「雇用の安定」を明示する内容を盛り込んだ韓銀法改正案を提出した状態だ。
米国の金利引き上げと関連して、イ総裁は「米国は年内に金利を上げると見ている」とし、「引き上げ速度が漸進的だと見ており、韓国に及ぼす影響は大きくないだろう」と展望した。 - 毎日経済_ノ・ヨンウ記者/ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-09-17 17:44:20