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韓国銀行、今年の成長見通しを3.0%に下方修正

    • < 韓国銀行が発表した今年の経済見通し >

    韓国銀行は今年の成長率見通しを3.0%に下方修正した。

    李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁は14日、「原油価格の下落に伴う実質購買力の上昇や消費余力の増進などを勘案すると、今年の経済成長率は3.0%を記録するものと見られる」と明らかにした。これは昨年10月に発表した3.2%よりは低くなったが、一部の民間経済研究所が提示した2%台の中・後半よりもやや高いレベルだ。 2015年の経済成長率は建設投資・設備投資の不振によって、当初の予測値である2.7%よりも0.1%ポイント低下した2.6%と推定された。韓銀は一年に4回(1・4・7・10月)の経済見通しを発表する。

    3%の経済成長率をめぐるバラ色の見通しではないかという指摘に対して、イ・ジュヨル総裁は「世界の経済成長率と交易伸長率は、昨年よりも高くなるだろうというのが一般的な見通し」だとし、「原油価格の下落が予期しない副作用ももたらすが、これによる実質購買力の上昇と消費余力の促進なども勘案した」と反論した。

    成長率下方修正の背景として、チャン・ミン韓銀調査局長は「世界経済が鈍化することが最も大きな理由」だと述べた。中国とサウジアラビアなどの原油輸出国の景気が低迷し、輸出依存度の高い韓国経済に悪影響を与えるという説明だ。

    具体的には、上半期(3.1%)よりも下半期(2.9%)の成長率がより低くなるものと分析された。チャン局長は、「政府が発注する社会間接資本(SOC)投資が下半期に入って減少することが最大の原因」だと説明した。

    今年の消費者物価上昇率は原油安と消費不振により、当初の予測値の1.7%よりも低い1.4%に修正された。これは韓銀が昨年新たに設定した物価安定目標制(2.0%)の説明責任の範囲(±0.5%ポイント)を超えている。

    イ・ジュヨル総裁は「物価安定目標制の概念は、中期的な視界で消費者物価上昇率が目標水準の2%に近接するように金融政策を運用するということ」だと語った。

    雇用部門では、今年の就業者数は34万人で例年の水準を維持し、これにともなう失業率は3.5%と予想された。原油価格の上昇などの影響で、経常収支の黒字規模は昨年よりも小幅で低下した980億ドルを記録するものと見られる。

    一方で韓国銀行はこの日、金融通貨委員会を開催して基準金利を7カ月連続1.5%で凍結した。
  • 毎日経済_チョン・ウィヒョン記者/ナ・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-01-14 21:54:37