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冬の寒さ到来…マーモットなどアウトドアブランドが嬉しい悲鳴
- 「寒さよ、ありがとう」
都心に寒波が押し寄せてパディングを購入しようとする消費者が増え、アウトドアメーカーは久しぶりの完売行進を続けている。アウトドアブランドの「マーモット（Marmot）」は14日、女性のロングダウンジャケット「レリーカー」と男性ロングダウンジャケット「ベンチュラ」の初回物量が完売し、品薄状態が生じていると明らかにした。これらの製品はオーバーサイズ（本来体型よりも大きい服を着るトレンド）で膝まで覆うことから防寒効果に優れ、価格は30万ウォン台なので爆発的な人気を集めた。
フィラの「ナショナルチームロングダウンジャケット」も先月初めに発売した後、1カ月で初回物量が完売した。メーカー側は顧客の購買希望がひっきりなしで、再生産した製品でさえ去る10日の一日だけで完売したと明らかにした。この製品もオーバーサイズのロングパディングで、価格は34万8000ウォンだ。フィラが後援するオランダの氷上の皇帝スベン・クラマーが着ていた製品なので人気を集めている。
昨年は暖冬で売上げ不振に苦しんだアウトドアメーカーは、とき早い寒波に嬉しい悲鳴をあげている。 13日、ロッテデパートによると今年の高級パディングの売上高（10月1日～12月13日）は前年同期比で56％増加し、アウトドアの売上げは5.1％増加した。新世界百貨店も今年は高級パディングの売上げが前年同期比で29.1％、アウトドアの売上げは17.1％増加したと明らかにした。
今年完売した冬のアウトドア製品の共通点は、リーズナブルな価格とロングパディング、オーバーサイズということだ。アウトドアブランド「ミレー」の完売商品「セレネダウン」の価格も36万9000ウォンで、丈の長い女性用ダウンジャケットだ。メーカー側はセレネダウンが売り場に入荷して1ヵ月あまりで完売を記録したと明らかにした。< マーモットの「レリーカー・ダウンジャケット」 >
特に平年より寒いと予想される今年の冬は、膝まで降りるロングパディングが人気を集めている。ロングパディングは運動選手が冬のベンチに座っている時によく着ていることから、「運動選手パディング」または「ベンチダウン」と呼ばれることもある。全身を暖かく包みながらもどんなアイテムとコーディネートしても素敵によく似合うので、今年の冬は20・30代の消費者たちから人気を得るものと予想される。
ディスカバリー（Discovery）が最近出荷した「ベンチパーカメンズ」は、初回注文量の5000着が完売したことから2万着の再生産に乗り出した。現在、1万5000着以上の予約販売が完了した状態だ。ディスカバリーの女性用ロングパディング「チロルダウンジャンパー」もまた初回物量の1000着を完売した。
マーモットは去る10月にロングパディング「ウィンディブルック」を発表したが、発売1カ月で品薄現象を見せた。マーモットの関係者は、「初回物量の完売で全国の店舗とオンラインショッピングモールで、商品を購入するのに困難をきたしている顧客からの再入荷の問い合わせやリクエストが殺到するなど熱い反応を見せている」と語った。
コーロンインダストリーのFnCブランド「ヘッド」のダウン商品「ベンチコート」は、11月初めの発売以来で現在95％の売り上げを示している。イーランドリテールのブランド「イーグルス・ダウン」のデータム軽量ロングベストもすでに1万6500着が売れたという。
K2のベンチコートダウン「ポディオムロングダウン」も膝の下まで降りてきて防風性が良く人気を集めている。
このようにロングパディングが脚光を浴びる理由は、オーバーサイズのトレンドと無関係ではない。オーバーサイズは肩の線と胸がゆったりして、寒い冬でもTシャツやニット、ベストなどを快適に着込むことができるのが長所だ。Gマーケットトレンド衣料チームのファン・ジウン チーム長は、「今年の秋からオーバーサイズのコートが流行したが、その傾向が冬まで続き、非常に長いロングパディングが脚光を浴びている」と説明した。 - 毎日経済_チョン・ジヒョン記者／パク・ウンジン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2016-12-14 17:16:06
