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外国人投資家「ウォン売り越し」…ドル当たり1100ウォン台目前に

  • ◆ 米国発アジア株式市場の寒波 ◆

    外国人投資家の売り越しが続いた5日、いっときウォンは対ドルで1090ウォン台に急落した。この日、ソウル外国為替市場で対ドルのウォンは午前1時、前日終値(1079.7ウォン)よりも13.3ウォン急落した1093ウォンで取引され、昨年12月18日以降の1カ月半ぶりに最低値を記録した。この日、ウォンはドル=1088.5ウォンで取引を終えた。

    最近、ウォンとドルの為替レートは米国債の金利急騰の影響で急激な変動を見せつつ上昇している。

    為替レートの上昇はウォン安を意味する。先月26日の終値基準で1063.9ウォンだった対ドルのウォンは、去る2日に1080ウォンで16.1ウォン下落した。これに加えて、先週末に発表された米国の雇用指標が市場の見通しよりも好調を見せて、米国の金利引き上げ期待が高まりつつドル高に油を注いだ。米国の1月の非農業部門の雇用は20万人増加して、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の予想した17万7000人を上回った。民間部門の時間あたり給与が前月よりも0.34%上がったし、失業率は4カ月連続で4.1%の低レベルを維持した。

    ソン・ジュホンNH農協銀行FXディーラーは、「最近の米国債の金利急騰と景気指標の好調で、米国基準金利の引き上げが加速化しうるという観測が出ている」とし、「韓国と米国の金利格差が予想よりも早く、より大きく開くことがありうる状況であり、ウォンなどの新興国に比べてドル高が明らかになった」と分析した。ただし専門家らはこの日の急激なドル=ウォンの低下が一時的な現象なのか、新しい転換点なのかについては慎重論を展開した。最近、米国は外国為替政策と関連して一貫しない発言を相次いで行っており、市場の混乱を加重させたからだ。

    ソン・ジュホン ディーラーは、「5日にウォンが1090ウォンで開場した後、一定の方向性なく横ばいしたことを見れば、市場でも慎重に予測しているようだ」とし、「今後もウォンがドル=1100ウォン台まで落ちて、ウォン安傾向に転じる可能性を考えて鋭意注視している」と語った。
  • 毎日経済_チョン・ジュウォン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-02-05 17:42:42