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韓国銀行、44年ぶりに総裁再任…李柱烈氏

  • 李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行総裁は、韓国銀行の歴史の中で2番目に再任に成功した。韓銀総裁が再任された事例はキム・ソン前総裁(1970~1978年)以来、この40年のあいだなかったことだ。現在の経済・金融政策の安定性を維持するという、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の意志が反映された結果だという解釈だ。

    青瓦台は2日、来月から新たに任期を開始する韓銀総裁に李柱烈総裁を内定したと発表した。

    青瓦台の関係者は、「李柱烈総裁はこの4年のあいだ金融政策を安定的に運営しており、今後も金融政策の継続のために4年以上リーダーシップを発揮できると判断した」と説明した。当初、韓銀内部を中心に李総裁の再任説が提起され。ただし大勢論ではなかったという点から、「サプライズ発表」という評価が出てくる。

    大成高等学校と延世大経営学科出身の李総裁は、2014年に韓銀総裁に就任して以来は継続して量的緩和政策を繰り広げ、昨年11月に基準金利を0.25%ポイント引き上げて市場に強い印象を残した。また、中国・カナダ・スイスなどの主要国との通貨スワップを引き出したことで、国内外に存在感を誇示した。

    青瓦台は来る6日の国務会議で、李総裁の人事聴聞会の要求案を議決する予定だ。以後は国会の人事聴聞会を経て、大統領が最終指名を行うことで李総裁は4月から第二期を開始することになる。

    経済界では今回の総裁の続投を、2つにわけて解釈する雰囲気だ。新年早々、グローバルな経済環境をめぐる不確実性が大きく高まり、金融政策の安定性を向上させなければならないという声が大きくなったという分析だ。米国が本格的な利上げに乗り出し、韓・米間の金利格差の拡大など、マクロ経済の変数が複合的に変化する状況に置かれたからだ。

    この4年のあいだ金融政策を遂行しつつ、主要国の中央銀行総裁と厚い人脈を築いてきており、李総裁を交代するだけの人物を見つけられなかったという解釈も出ている。さらに韓銀総裁職が前回から聴聞会の対象に変わった点も考慮されたという評価だ。すでに李総裁は4年前に聴聞会を通じて検証された状況だ。
  • 毎日経済_ソン・イルソン記者/キム・イノ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-03-02 17:28:44